14日のマラソンステージの2日目はビーシャ北部の簡易ビバーク「REFUGE」からビーシャへ。同地域に設定された420kmのSS(競技区間)は柔らかい砂や急峻な下りなど、踏破に技術を要する砂丘が延々と続くコースだ。
菅原照仁は昨日「明日は砂丘が中心で今大会の山場となりそうです」と語っていたが、まさに予言的中。しかも悪いほうにアクシデントが起きてしまった。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真/日野自動車・ASO
砂丘の下り斜面で転倒するも再走してロスをリカバー
この日、日野チームスガワラのHINO600シリーズ(菅原照仁/染宮弘和/望月裕司組)は機動性の高さを活かし、前半部分でトラッククラス6番手まで順位を上げていた。
しかし、160km地点付近の砂丘の下り斜面で転倒。車速は低く、乗員に怪我はなかったが、斜面の途中に倒れたため引き起こしに時間を要し、各部のチェックや破損した部品の応急処置を含めてリカバーには約2時間を要した。
再び走り出した日野チームスガワラは従前のペースを取り戻し、239km地点までに13番手に浮上。なんとか日没までに砂丘区間を抜けることに成功し、日が暮れてからは若干ペースを抑えたものの4輪部門総合135位/トラッククラス15位でゴールした。
その後45kmのリエゾン(移動区間)でビーシャのビバークに到着すると前日に移動していたチームスタッフと合流。メカニックたちは早速修復作業に取り掛かった。
なお、この日の結果により日野チームスガワラの累積順位は4輪総合92位でトラッククラス9位となった。
15日はビーシャから大きく北上してアル・ヘナキヤへ。総移動距離883kmの大移動で、途中346kmの競技が予定されている。
日野チームスガワラメンバーのコメント
菅原照仁
砂丘の斜面を斜めに下っていく途中、ちょうど変速によって駆動が抜けたタイミングでフロントが下がり、転倒してしまいました。今日は厳しい砂丘ステージを順調に走っていたので残念です。幸い車体のダメージは少なく、問題なく走行を続けられています。
染宮弘和
今日のナビゲーションはこれまでと特に変わりはありませんでしたが、終盤のカップ(方位)と距離に合わせて車両が進む方向を変えていく場面はロードブックのカップ指示が非常に細かくて忙しかったです。なにより転倒したあと日が暮れるまでに砂丘を抜けられたのでほっとしました。
望月裕司
転倒によるダメージが少なくて良かったです。それでも溶けたエア配管の一部を交換したりエンジンオイルがシリンダー内にまわっていないかチェックしたりと点検だけで1時間ぐらいは掛かりました。中央席に座っていた自分はちょっと首が痛いです。
門馬孝之
右を下にして倒れたのと、引き起こす際に引きずられた関係で右側のリアボディの損傷が大きいです。また、リアボディ内の排気マニホールド付近に樹脂製パーツが触れて火が出たようで、エアホースの一部が溶けていました。そのほか砂を噛んだ室内のスイッチ類の清掃など、いろいろありますが、朝までにしっかり直します。









