「これくらいの雪なら大丈夫だろ」。冬になると毎年のように聞くこのひと言が、実は大渋滞や事故の引き金になっている。夏タイヤのまま雪道を走る行為は、マナー以前に明確な違反行為だ。都会派ドライバーこそ知っておくべき雪道走行の基本と、意外と知られていない罰則の話をあらためて整理する。
文:ベストカーWeb編集部/写真:Adobestock(トビラ写真=Novak@Adobestock)
【画像ギャラリー】自分のクルマの後ろにこんなにクルマが渋滞したらどうする?(4枚)画像ギャラリー夏タイヤで雪道はアウト!! 知らなかったでは済まされない現実
結論から先に言おう。雪や凍結路を夏タイヤで走るのは交通違反である。しかも高速道路だけでなく一般道でも同様だ。
これは道路交通法そのものではなく、各都道府県の公安委員会が定める道路細則に基づく「公安委員会遵守事項違反」に該当する。普通車の場合、反則金は6000円。走っている場所や距離に関係なく、条件を満たしていなければ違反になる。
夏タイヤは低温下でゴムが硬化し、雪や氷を噛む性能をほぼ失う。止まれない、曲がれない、発進できないという三重苦に陥りやすく、本人が慎重に運転しているつもりでも簡単に制御不能になる。結果として立ち往生や事故を招き、周囲の交通を完全に止めてしまうのだ。
都会派ドライバーほど要注意!! 雪道は走らない判断も大事
都市部では「朝は晴れていたが夕方から急に雪」というケースが多い。この時点でタイヤが夏仕様なら、そのクルマはすでにリスクの塊である。雪が薄く積もっただけでも油断は禁物だ。外気温がプラス3度を下回ったら警戒モードに切り替えるべきである。
雪道を走るならスタッドレスタイヤ、もしくはタイヤチェーンの装着が大前提。加えて急発進、急加速、急ブレーキ、急ハンドルといった「急」のつく操作を避け、車間距離は乾燥路の倍以上を意識したい。雪道に慣れていないなら、無理にクルマを出さない判断も立派な安全運転だ。
「ちょっといいだろ」が、渋滞と違反の始まり。何度でもいうが、夏タイヤで雪道はアウトである。
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