不正問題をきっかけに揺れ続けてきた日本のトラック業界が、ついに大きな節目を迎えた。日野自動車と三菱ふそうの経営統合、そして新会社名「アーチオン」の誕生は、単なる救済策ではなく、生き残りをかけた戦略的な再編だ。
※本稿は2025年12月のものです
文:鈴木直也/写真:日野自動車、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年1月26日号
トラック業界の再編も最終局面に
日野自動車の認証不正問題に端を発し、またも再編の波に揺れるトラック業界。そしてついに日野自動車が三菱ふそうとの経営統合を発表。2025年には、統合後の新会社名を「アーチオン」と決定した。
ついに業界再編も最終段階に来たか、という印象。
ちょっと前までローカル色の強いブランドが各国ごとに存在していた大型トラック業界も、21世紀以降は統合が進む。
日本でも三菱ふそうがダイムラー傘下へ、UDトラックスがボルボ傘下→いすゞが買収と再編が進んだが、そこでもうひと波乱生じたのが日野の認証不正問題だ。
この影響は予想以上に深刻で、親会社のトヨタをして、抜本的な体制立て直しが必要という判断に。
この件によって、三菱ふそうとの経営統合というプランが加速したと思われるが、結果としてはよかったのではないかというのが業界大方の見方。まさに、生き残りをかけた経営統合と言える。
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