2月6日に始まるミラノ・コルティナオリンピック。そのスピードスケート競技の解説を現地から行うという清水宏保が前回に続いてオールシーズンタイヤを試乗。「レーダー」のディーマックス オールシーズンは想像以上にバランスのいいタイヤだった。
文:清水宏保/写真・動画:森山良雄/提供:オートウェイ
205/55R16が1本9680円(取材時)とコスパ最強レベル!
前回ミネルバのオールシーズンタイヤを試乗してオールシーズンタイヤの見方が変わりました。
過信は禁物ですが、夏タイヤではとてもムリそうな雪道をしっかりと走ってくれ、高速道路の乗り心地はスタッドレスタイヤよりもいいことは新鮮な驚きでした。
オールシーズンタイヤへの関心がダンゼン増した僕が今回乗るのは、レーダーのディーマックス オールシーズンです。前回はフォレスターでの試乗でSUVの安心感がありましたが、今回はカローラツーリングでの試乗となり、よりシビアなインプレッションになるはずです。
このタイヤの一番の特徴はジウジアーロがトレッドパターンをデザインしたことです。ジウジアーロといえば117クーペや初代ゴルフをデザインしたことで知られていますね。初代ゴルフは母が乗っていたので、思い出が蘇ります。
クルマ以外にもカメラや時計などもデザインしているジウジアーロですが、タイヤもデザインしていたとは驚きですね。
そのトレッドパターンですが、V字のパターンが複合的に組み合わさっていて、とても特徴的です。そういえばジウジアーロがデザインしたデロリアンのガルウィングも正面から見るとV字に見えますね。
複合的な縦溝が4本しっかりと入っていて、これなら雪や雨をしっかりと排出してくれそうです。
コンパウンドは硬めで剛性感があります。スタッドレスタイヤやオールシーズンタイヤは柔らかめのものが多いので、少し意外でしたが、逆に楽しみでもあります。
乗り心地は硬めでスポーティさを感じる
今回も群馬県の水上を目指します。12月初旬に降った雪もだいぶ溶け、標高の高いところしか残っていないようです。そのぶん、ドライは高速道路やワインディングを試すことができました。
乗り心地は硬めでハンドリングにダイレクト感があり、夏タイヤのようです。ロードノイズも気にならず、逆に雪道は大丈夫かな!?と思ってしまいます。
標高をあげていくとシャーベット状の雪に遭遇。いよいよだなと慎重に進んでいくとスキー場の看板があり、路面は圧雪路に変わりました。日陰ではアイスバーンのようなところもあります。
※凍結路面走行を伴う場合、スタッドレスタイヤのご利用をおすすめします。
まず上りの発進加速を試します。10%近い急な勾配の坂道に停止し、アクセルを踏み込み発進します。
カローラツーリングはE‒Fourですが、4輪ががっちり雪をつかみ、難なく発進することができました。そのままコーナーに入るとドライでの印象そのままに、レスポンスのいいハンドリングを見せます。
続いて逆コースを取り、下りのブレーキングを試します。30km/hくらいからの急ブレーABSが介入するものの、不安なく停止することができました。
何より雪道でもさまざまなインフォメーションを伝えてくれるので、安心感につながります。
2025年に乗ったタイヤで一番かな!と思いながら価格を聞くと1本9680円!ドライもスノーもしっかりとしたパフォーマンスがありながら、この安さは驚きです。
ヴェルザンディのVT‒S12(1本1万800円)と4本セットなら8万1920円と信じられないコスパです。間違いなく2025年(取材時)のベストバイ!この価格なら初めてオールシーズンタイヤを装着するという方にもおススメですね!
レーダータイヤについて
レーダーはシンガポールに本部を置く2006年に設立されたOmni Unitedのブランドで、世界90カ国以上で販売されている。日本でもスポーツやコンフォートのほか、ミニバンやSUV用と幅広いラインナップをそろえている。
今回試乗したディーマックス オールシーズンはジウジアーロがトレッドデザインを担当し、実用性と機能性に加えてコストパフォーマンスの高さが魅力で、初めてオールシーズンを選ぶ方にもおススメだ。
日本では軽自動車からSUVまで幅広いサイズを展開し、選びやすいタイヤだ。




















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