日本国内唯一のプレミアムブランドとして、革新的な提案を続けているレクサス。それぞれの車種に強い思い入れを持って製造していますが、特に注目すべきなのが「黒」へのこだわりを徹底的に追求した特別仕様車の存在です。通常モデルとは一線を画す、ブラックを巧みに活用した、今中古で狙えるレクサスの特別仕様車をご紹介していきます。
文:佐々木 亘/画像:トヨタ
【画像ギャラリー】ただ「黒」ければいいわけじゃない! おじさまたちも思わずニンマリなオトナの品格を備えたレクサス集!(30枚)画像ギャラリー内外装に宿る黒へのこだわり
レクサスがブラックにこだわり、数多くの特別仕様車を展開するようになったのは、スピンドルグリル採用以降のことです。時期としては2012年以降で、特に増加したのはCT200hにスピンドルグリルが採用され、NXが登場した2014年以降となります。
まずは、2021年8月、UXに設定された「Elegant Black」。スピンドルグリルに漆黒メッキモールを施し、グリルインナー、ヘッドランプ、アルミホイール、ドアミラーにブラック塗装を採用しました。
また、同年9月にはISに「F SPORT Mode Black S」を設定しています。マッドブラックのBBS製鍛造アルミホイールを装着し、ウィンドウモールもブラックステンレスへ変更されました。
さらに11月にはRXに「Black Tourer」を設定しました。こちらもスピンドルグリルやバンパーガーニッシュにブラック塗装を施しています。内装では墨ブラックのウォールナットを、オーナメントパネルの仕上げに使用しているのが特徴です。
墨ブラックのウォールナットは、2022年7月に登場したESの「Graceful Escort」にも採用されており、こちらはステアリングで黒へのこだわりを表現しています。墨ブラックは、今後のレクサスにおいて、ブラック内装の新しい潮流になっていく可能性があります。
一見しただけでは大きな変化を感じにくいかもしれませんが、車に詳しい方が見れば「ここが違う、特別仕様車だ」とすぐに気づいてもらえます。このくらいの控えめな変化が、実にレクサスらしい演出といえるでしょう。他の人とは一味違うレクサスを所有できる特別仕様車に、改めて注目してみてはいかがでしょうか。
ブラック特別仕様車の原点はX Lineにあり
国内メーカーの特別仕様車というと、装備を充実させながら価格を据え置くというお買い得感が強いものです。通常ならオプション選択となる装備が標準装備されることが多いため、特別仕様車は人気モデルとなるのです。
ただし、レクサスの特別仕様車は、専用チューニングや専用デザインが中心で、国産他メーカーのように必ずしもお買い得とは限りません。こだわりの逸品をどう評価するかは、ユーザーの判断に委ねられています。
筆者がレクサスで販売に携わっていた頃は、特別仕様車の登場といっても一つの話題程度。特別仕様車販売期間中でも、基本的には標準車の注文を受けることが多く、オーナーが飛びついて購入するという印象は全くありませんでした。
存在感の薄かった特別仕様車ですが、その状況はレクサス国内開業10周年を記念して登場した「F SPORT X Line」によって大きく変化することになります。
2015年1月、LS・GS・IS・CTに設定された特別仕様車「F SPORT X Line」は、ブラック塗装の専用スピンドルグリル、フォグランプベゼル、アルミホイールなどを装着しました。インテリアカラーは赤と黒でコーディネートされ、引き締まった外観と個性的な内装が大きな人気を集めます。
歴代の特別仕様車の中でも、X Lineの評価は非常に高いものでした。レクサスのデザインと黒の引き締め効果は相性が良く、これ以降、黒を多用した特別仕様車が増加していったのです。
黒とレクサスの融合は、まだまだ進化を続けていきそうです。レクサス独自の黒の使い方に、今後も注目していきましょう。ブラックを愛する方にとって、レクサスの特別仕様車は最高の選択肢となるはずです。
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