お湯って効果あるの!? クルマの花粉シミ対策と正しい洗車法

お湯って効果あるの!? クルマの花粉シミ対策と正しい洗車法

 日本気象協会によればスギ花粉は九州から関東の広い範囲で飛散が始まり、3月上旬〜中旬にピークを迎える見込みだ。大量飛散が予想される今春、クルマのボディに付いた花粉を放置すればシミや腐食の原因になる。正しい落とし方と予防策を押さえておきたい。

文:ベストカーWeb編集部/画像:Adobestock(トップ写真=photoplotnikov@Adobestock)

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すでに花粉飛びまくってるけど……放置するとシミになる!?

花粉は雨などで水分を含むと、ペクチンという成分を分泌して粘り気を持つ。このペクチンが塗装面に固着し、そのまま長期間放置すると花粉ジミや腐食の原因になる(Dina@Adobestock)
花粉は雨などで水分を含むと、ペクチンという成分を分泌して粘り気を持つ。このペクチンが塗装面に固着し、そのまま長期間放置すると花粉ジミや腐食の原因になる(Dina@Adobestock)

 今年の花粉はすでに本格飛散期に入っている。日本気象協会の2026年春の花粉飛散予測(第4報)では、2月下旬までに九州から東北南部の広い範囲でスギ花粉の飛散が始まり、ピークは3月上旬〜中旬とされる。飛散量は西日本で例年並み、東日本や北日本では例年より多い見込みである。

 クルマのルーフやボンネットにうっすら積もる黄色い粉。それが花粉だ。見た目はただの汚れに見えるが、放置は禁物である。

 花粉は雨などで水分を含むと、ペクチンという成分を分泌して粘り気を持つ。このペクチンが塗装面に固着し、そのまま長期間放置すると花粉ジミや腐食の原因になるのだ。

 実際、1カ月以上放置したクルマは花粉や黄砂、埃まみれとなり、やがて頑固なシミへと変わるケースもある。

 別にそのままでも大丈夫と思うのは大間違いである。花粉が目視できる状態なら、シミになる前に早めの洗車が鉄則だ。

お湯は効果あり? 正しい洗車手順と親水コーティング

予防策として有効なのが親水タイプのコーティング剤だ。親水タイプは水がまとまって流れやすく、雨とともに汚れを洗い流す自浄効果が高い(Олег Копьёв@Adobestock)
予防策として有効なのが親水タイプのコーティング剤だ。親水タイプは水がまとまって流れやすく、雨とともに汚れを洗い流す自浄効果が高い(Олег Копьёв@Adobestock)

 では、花粉はどう落とすのが正解か。まずは基本の水洗いからだ。シャワーや高圧洗浄機でたっぷりの水をかけ、ボディに傷が付かないよう花粉を浮かせて流す。

 その後、シャンプーを多めに水へ溶かし十分に泡立て、スポンジで優しく洗う。洗浄後はシャンプー成分が残らないようしっかり流し、マイクロファイバークロスで拭き上げる。

 それでも落ちない花粉ジミには、お湯が効果的な場合がある。ポイントは70度前後である。シミの上にクロスを置き、その上から70度程度のお湯をかけると、熱に弱いペクチンが分解され除去しやすくなるという。ただし、熱湯をボディに直接かけるのは厳禁。塗装を弱めてしまう恐れがある。

 さらに予防策として有効なのが親水タイプのコーティング剤だ。親水タイプは水がまとまって流れやすく、雨とともに汚れを洗い流す自浄効果が高い。そのためシミができにくい特性を持つ。ボディカバーも有効だが、取り外す際に花粉が飛び散る点には注意が必要である。

 花粉シーズンはクルマ好きにとって悩ましい季節だ。しかし、飛散予測をチェックし、正しい洗車とコーティングで対策すれば愛車の艶は守れる。春のドライブを気持ちよく楽しむためにも、今こそ花粉ケアを徹底したい。

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