春になると多くのドライバーがスタッドレスタイヤから夏タイヤへ履き替える。しかし「まだ溝が残っているし、このまま夏タイヤとして使えるのでは?」と考える人も多いはずだ。実際のところ、摩耗したスタッドレスは夏用として使えるのか? そして来シーズンも使えるかどうかの見極めはどうすればいいのか。スタッドレスタイヤの寿命判断や注意点、そして正しい保管方法までを解説する。
文:ベストカーWeb/写真:Adobe Stock
【画像ギャラリー】スタッドレスタイヤから夏用タイヤへの交換時期到来! 来期も使えるのかどこを見ればいいのか?(5枚)画像ギャラリースタッドレスタイヤの寿命の見極め方
春になり、夏タイヤへの交換シーズンがやってくると、多くのドライバーが「このスタッドレス、まだ使えるのか?」と悩むはずだ。見た目の溝が残っているだけで判断してしまう人も少なくないが、それは危険な判断といえる。
スタッドレスタイヤには「プラットホーム」というサインが設けられており、これが露出すると新品時の溝の約半分まで摩耗したことを示す。つまり、氷雪路でのグリップ性能が大きく低下した状態であり、冬用タイヤとしては交換の目安となる。
また、タイヤとしての使用限界を示す「スリップサイン」も確認したい。残り溝が1.6mmになると現れるもので、これが出た状態での走行は法律上も認められていない。
スリップサインは五円玉でもチェックできる。五円硬貨には五円の文字が記載されているが、タイヤの溝に五円硬貨を差し込む。五円硬貨を溝に対して水平に差し込んだ時、新品タイヤは「五円」が隠れる。「五円」の三画目の書き出しが下から約4mm、四画目の書き出しが下から約1.6mmを示すので試してみよう。
ただし寿命判断は溝だけではない。スタッドレスタイヤは低温で柔らかさを保つ特殊なゴムを使用しているため、時間とともに硬化しやすい。製造から3~4年程度が経過するとゴムが硬くなり、本来のグリップ性能を発揮できなくなる可能性がある。
さらに注意したいのが偏摩耗である。
性能低下に直結する偏摩耗に注意せよ
空気圧不足やアライメント不良、急加減速などによって、タイヤの一部だけが極端に摩耗することがある。これが偏摩耗だ。
スタッドレスタイヤは4本が均等に摩耗することを前提に性能設計されているため、偏摩耗があると雪道や凍結路でのグリップ性能が大きく低下する。結果として制動距離が伸びたり、ハンドリングが不安定になったりする可能性がある。
偏摩耗は見た目では分かりにくい場合もあるため、履き替え時には4本の状態をチェックし、必要に応じてローテーションや整備を行うことが重要だ。
スタッドレスタイヤの寿命は、溝+経年+状態の総合判断で決めるべき
スタッドレスタイヤの寿命は単純な残り溝だけで決めるものではない。
・プラットホームの露出
・ゴムの硬化やひび割れ
・偏摩耗の有無
・製造年からの経過年数
これらを総合的に判断する必要がある。特に製造から年数が経ったタイヤは、溝が残っていても性能が低下しているケースが多い。タイヤ側面には製造年週が刻印されているので、履き替えの際には必ず確認しておきたい。
つまり「溝があるからまだ大丈夫」という判断は危険であり、総合的な“タイヤの健康診断”が必要なのだ。








コメント
コメントの使い方履き潰した事があるけど、柔らかいから微妙に滑る感覚があってあんまりいいものではなかった。
タイヤ自体も重いし、今の大径ホイールでは尚更重いのだろう、
それに、夏の酷暑は酷すぎるので冬タイヤで走るなんて狂気の沙汰、むしろ硬いサマータイヤが必要になるなんて事にならないよう願う