高速料金が最大半額になる割引制度があるのをご存じでしょうか。NEXCOがETC利用者を対象に実施している「通勤パス」は、指定区間内を最大50%割引で利用できる制度です。しかしながら、条件をよく確認すると、誰でも得をするわけではありません。2026年度版の制度内容を整理しながら、「得する人」「損する人」を考えてみましょう。
文:yuko/アイキャッチ画像:写真AC_kimadora/写真:Adobe Stock、写真AC
【画像ギャラリー】えっまだ使ってないの! NEXCO「通勤パス」2026年度版で得する人・損する人(9枚)画像ギャラリー高速道路が最大50%引き!NEXCO「通勤パス」とは
NEXCO東日本・中日本・西日本が実施している「通勤パス」は、高速道路を通勤などで利用するETC車を対象とした割引制度です。2024年4月から全国6道県(北海道、新潟県、石川県、山梨県、香川県、長崎県)で社会実験が行われており、2026年度も価格を見直したうえで継続して試行・検証が行われます。
あらかじめ車種と区間を登録し、申し込みをすることで、指定区間内を「利用可能額」まで追加料金なしで利用できる制度で、2026年3月31日までは申し込んだ指定区間の20回分の利用が10回分の料金で利用が可能。2026年4月1日以降は、指定区間の30回ぶんの利用が15回ぶんの料金で利用可能となります。30 回を超える利用の場合にも、指定区間内の走行については、通常料金の半額で利用することができます。
最大の特徴は「走行時間帯の制限が一切ない」こと。高速道路を日常的に利用する人向けの割引制度としては、NEXCOが管理する高速道路で実施されているETC向けの割引制度「平日朝夕割引」がありますが(東京・大阪近郊の区間は対象外)、利用時間には、朝6~9時・夕方17~20時という縛りがあります。一方、通勤パスは深夜でも昼間でも、24時間いつでも対象。交代制勤務や残業が多いドライバーにとっては、非常に強力な味方となります。
【最大50%割引ってマジかよ】NEXCO東日本「通勤パス」公式サイト

通勤パスの落とし穴 平日朝夕割引が使えなくなる
「最大50%割引」と聞くと非常に魅力的に感じますが、注意すべき点もあります。最大の注意点は「平日朝夕割引」との重複適用ができないことです。
「平日朝夕割引」は平日の朝6~9時と夕方17~20時に利用すると、回数に応じて通行料金の30%もしくは50%相当額が還元され(最大100kmまで)、この時間帯ならば、NEXCO3社が管理するどの高速道路を利用してもポイント還元の対象になります。ただ、通勤パスを登録すると、その月は「平日朝夕割引」のポイントが付かなくなってしまうのです。指定区間以外でも頻繁に高速を利用するアクティブなドライバーは、失う(もらい損ねる)ポイントのほうが多くならないか注意が必要です。
また、利用は1日3回までに制限されているため、営業などで高速を何度も出入りする多頻度ユーザーには不向き(4回目からは通常料金が発生)。入口又は出口が指定区間外のインターチェンジでも、指定区間内の利用ぶんは通勤パスの対象となりますが(区間外は別途請求)、指定区間外のインターチェンジから指定区間外のインターチェンジまでの利用は、通勤パスの対象となりません。また、指定区間内の途中で流出・流入した場合でも、指定区間内の利用ぶんは通勤パスの対象となりますが、それも1回にカウントされます。











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