2026年に入り、日本国内のEVに関するニュースを頻繁に耳にするようになってきた。いいニュースもあればそうでないニュースもあるが、「そうでないほう」の筆頭に挙がるのがホンダEV戦略の大転換だろう。ホンダEVはこれからどうなる!?
※本稿は2026年3月のものです
文:ベストカー編集部/写真:ホンダ
初出:『ベストカー』2026年4月26日号
ホンダEV戦略白紙撤回!
ホンダはEV投資の損失で、2026年3月期決算で6900億円の赤字に転落する見通しを発表。2027年に投入する予定だった新開発EV「ゼロシリーズ」のサルーンとSUVの開発を中止し、2026年日米に投入予定だったEV、アキュラ RSXの発売も停止すると発表した。
この3車の生産に使用する予定であった資産の除去と減損費用、販売、開発中止に伴う追加の支出のほか、中国市場での減損、来期以降の追加的な費用、損失を計上すると、2026年3月期の6900億円と合わせ、2027年3月期には最大で2兆5000億円の損失になる可能性にも言及している。
ホンダは2040年にすべての新車をEVと燃料電池車にするとの目標を掲げていたが、この電動化戦略は撤回。
米国トランプ政権の「(石油を)掘って掘って掘りまくれ」の政策により、EVの成長スピードが遅れているのも大きな要因だが、そうは言ってもその影響は他社も同じ。やはり、EVへの極端すぎる傾倒が裏目に出たと言わざるを得ない。
今回の発表前から中国市場専用EVのe:Nシリーズは撤退方向で、その代わりに「イエ」シリーズに力を入れるも人気低迷と迷走していたホンダ。まさに身を切られる思いでの決断と思われるが、もうこれ以上我慢できないところまで追い込まれていたということだろう。
今後はハイブリッド車のラインナップを拡大し、利益の向上を図っていく方針としている。
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