17年の時を経て復活した久々の国産スポーツ、トヨタ スープラが初の改良で早くもパワーアップ!
2020年4月28日、トヨタはスープラの一部改良し、今年10月頃発売すると発表。2019年5月発売の同車にとって、初の改良で早くもパフォーマンス向上を実現した。
スープラは、日産 GT-Rなどと同じく、イヤーモデル制を採り、毎年進化を重ねていく方針。その“第一弾”でどれだけ進化を遂げた?
文:ベストカーWeb編集部
写真:TOYOTA
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改良の目玉はパワー! 直6は47馬力増の387psへ
今回の改良モデルにおけるトピックは、なんといっても「パワー」。
スープラは、3L直列6気筒ターボエンジン搭載の「RZ」と、出力違いの2L直列4気筒ターボエンジンを搭載する「SZ-R」、「SZ」の3グレード構成。
今回の改良で、その頂点に位置する「RZ」の直6ターボエンジンの最高出力が、従来型の340psから47psアップとなる387psへと一気に向上する。
最高出力も比率にして約14%向上した新生スープラの最大トルクは従来と同じ51.0kgmながら、その発生回転数とともにトルク特性も僅かに見直されている。
(従来型=51.0kgm/1600-4500rpmから改良新型=51.0kgm/1800-5000rpmへ変更)
こうしたエンジンの改良に伴って、0-100km/h加速は4.3秒から4.1秒へ、コンマ2秒の短縮も実現しているという。
スペック上、どうしてもエンジンの性能向上に目が行きがちだが、今回の改良モデルでは車体側もブラッシュアップ。
コーナリングでの車体安定性(=スタビリティ)を高めるため、フロント部にはブレースが追加され、ボディ剛性を強化。
同様に、安定性を高める狙いで足回りのダンパーチューニングもリファインされている。
注目の特別仕様車&新たな価格は?
今回、改良がアナウンスされたのは、あくまで直6エンジン搭載モデルの「RZ」のみだが、同時に新たな特別仕様車として「RZ“Horizon blue edition”(ホライズンブルーエディション)」を、100台限定で販売することも発表された。
こちらは車名のとおり、ホライズンブルーの特別ボディカラーを纏い、マットブラック塗装の19インチ鍛造アルミホイールも特別装備。
また、内装ではアルカンターラと本革を組み合わせたシートを採用し、随所にブルーのステッチをあしらうなど、外観/内装を通して“青”を基調とし、基準車とはひと味違ったモデルとなっている。
この「RZ“Horizon blue edition”」は、3L直6エンジンのみとの組み合わせで、価格は741万3000円。注文受付は本日4月28日から開始され、成約順に100台を販売する方式となる。
さらに、RZの外板色「マットストリームグレーメタリック」について限定27台で販売することも同時に発表された。
カタログモデルの改良モデルは、上から「RZ」が731万3000円、ともに2Lターボ車の「SZ-R」が601万3000円、「SZ」が499万5000円というプライス。
価格改定前の従来型と比較すると2Lターボの「SZ-R」、「SZ」は据え置き。一方、「RZ」はパフォーマンスアップに伴って、28万5222円の値上げとなる。
注目の発売時期について、トヨタは「(限定車・改良モデルともに)10月頃に発売します」とアナウンス。
国産屈指のスポーツカー、スープラにとって初となる改良、そしてパフォーマンスアップしたその実力がどれほどのものか、大いに期待したい!
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