愛車のSUVの走り心地におおむね満足しつつも、あともう一歩……と感じるならば、タイヤを換えてみるといいかもしれない。ブリヂストンから登場したアレンザ LX200は、好評のLX100からさらに進化。その性能を試乗でチェックした。
※本稿は2026年2月のものです
文:梅木智晴/写真:ブリヂストン、ベストカー編集部
初出:『ベストカー』2026年3月26日号
どんなタイヤだ?
ブリヂストン ALENZA LX200のポイント
・プレミアムSUVに向けたオンロード専用タイヤ
・LX100に対しロードノイズを16%低減した静粛性
・21サイズで「AA」を獲得した低転がり性能
・ウェット制動はLX100に対し15%向上
・操安性能を引き上げ、さらに安心感のある操縦性
ALENZA(アレンザ)はブリヂストンのオンロード向けSUV用タイヤブランド。ハイパフォーマンスSUVに向けて操縦性を重視した「アレンザ001」と、プレミアムSUVに向けて静粛性と乗り心地を重視した「アレンザLX100」が用意されている。
LX100が進化して新たに登場したのがLX200だ。
開発の狙いはまさにLX100の正常進化だ。高い静粛性としなやかな乗り心地はさらにレベルアップさせながら、操安性能を引き上げる、というもの。
トレッドパターンはもちろんのこと、プロファイル、トレッドゴムなどすべてを新開発、一新した。
LX-teck Comfort設計と呼ばれるプロファイルは、しなやかな変形による応答性の高さがポイント。新設計トレッドパターンと併せてロードノイズを16%低減。シリカ分散配合性を向上させたトレッドゴムの効果も高く、ウェット制動を15%、転がり抵抗性能を18%高めた。
乗ってどうだ?
ゆっくり走り出して真っ先に感じるのが、しっかり感の高まった乗り味とスーッと転がっていく静粛性だ。
LX100は静かでソフトな乗り心地が美点だが、ややトレッド面がしなる傾向があり、操舵に対する反応が遅れる印象だった。
20km/hくらいの低速で左右に大きく操舵すると、前輪の動きにスッと車体の動きが追従し、動かしやすさが際立つ。速度を上げたスラロームでは追従性の高さがより明確になる。左右の切り返しでは、LX100だと後輪が「グニャ」と遅れて反応するのに対し、LX200はスッとリニアに追従するので安心感が高いのだ。
高さ1cm程度の連続する段差を通過する場面では、タイヤの振動が速やかに減衰するため、車体の上下振動が抑えられるとともに、振動に起因する低周波の「ゴー」というロードノイズが小さく、静粛性の高さも実感した。
プレミアムSUVの上質感を高め、気持ちのいいハンドリングも味わえるタイヤだ。






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