現行ダイハツ ムーヴは、Lの2WDで135万8500円から、Xで149万500円からという手の届きやすい価格が魅力だ。しかもスライドドアやSMART ASSIST、スマホ連携ディスプレイオーディオまで用意され、ただ安いだけの軽ではない。ただし、もちろん弱点もある。派手さは控えめで、グレードによって装備差もはっきり。それでもムーヴが“賢い選択”に見える理由を整理してみよう!
文:ベストカーWeb編集部/写真:ダイハツ
【画像ギャラリー】マジでこれで十分!? “ちょうどいい軽”の完成形かも! ダイハツ ムーヴの内装・装備・スライドドア実用性をチェック(26枚)画像ギャラリー欠点はある。だがムーヴの弱点は“致命傷”ではない
ムーヴの欠点をあえて挙げるなら、まずは下位グレードの見た目や装備がかなり実直なことだ。LとXは14インチフルホイールキャップ、マルチインフォメーションディスプレイ、ウレタンステアリングホイール、材着インパネセンターシフトという構成で、上級感を前面に出すタイプではない。
Gになると14インチアルミホイール、LEDフォグランプ、TFTカラーマルチインフォメーションディスプレイ/タコメーターなどが加わり、RSでは15インチアルミホイールや本革巻ステアリングホイールまで備わる。つまり、見た目の華やかさや装備の厚みを求めるほど、上位グレードに手が伸びやすいのだ。
もうひとつは、安さを優先してLを選ぶと、ムーヴのおいしい部分を少し取りこぼしやすいこと。Lの2WDは135万8500円だが、Xの2WDは149万500円。差額は13万2000円で、日常で目に入る質感や満足感まで含めると、読者によっては「最安グレード一択」とは言い切れない。
安いのは事実だが、安さだけで飛びつくと後から“もう少し上でもよかったかも”となる余地はある。ここはムーヴの弱点というより、価格設定が絶妙すぎるがゆえの悩ましさだ。
それでも選ばれる。ムーヴは“ちゃんと使える安さ”がある
それでもムーヴが強いのは、安さの中身がかなり真っ当だからだ。現行型はスライドドアを採用し、SMART ASSISTを用意。さらに6.8インチあるいは9インチのスマホ連携ディスプレイオーディオも設定され、今どきの軽に欲しい要素をしっかり押さえている。
しかも2WDのL、X、GはWLTCモード22.6km/Lで、毎日の足としての負担感も小さい。安いクルマにありがちな“価格だけ頑張った感”が薄いのがムーヴのうまさだ。
結局のところ、ムーヴの欠点は「派手ではない」「上級感はグレード次第」という話に集約される。だが、軽自動車は毎日使ってこそ価値がわかる道具だ。通勤、買い物、送り迎えで効くのは、見せびらかす装備より、乗り降りのしやすさや燃費、そして買いやすい価格だろう。
そう考えると、ムーヴはかなり手堅い。欠点がないわけではない。だが、その弱点をわかったうえでも「これで十分だし、むしろちょうどいい」と思わせる力がある。そこがムーヴ最大のコスパなのだ。
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