スポーツモデルに与えられるRSの名。各メーカーでその解釈は違うが、走りが楽しめるスポーティモデルということは共通だ。そんなクルマ好きにとって特別な存在であるRSを手頃に手に入れてみてはいかがだろう。
文:木内一行/写真:トヨタ、ホンダ、マツダ
【画像ギャラリー】一度は乗りたい“RS”モデルが100万円台で手に入る!!(12枚)画像ギャラリー「トヨタの屋台骨を支えてきたホットハッチ」 トヨタ・ヴィッツ
今ではヤリスにその座を譲ったが、長らくトヨタの屋台骨を支えてきたヴィッツ。
最終モデルとなる3代目はあらゆる面でひとクラス上を追求し、コンパクトカーとしてのレベルもアップ。初代からラインナップされてきたスポーティグレードのRSも用意された。
そのRSは、エアロパーツやスポーツシートなどで内外装をスポーティに仕立てるとともに、専用チューニングを施したサスペンションを採用してリアブレーキもディスクに変更。トータルでチューニングされ、走りが楽しめるコンパクトに仕上がっている。エンジンは1.5リッター自然吸気で、ミッションは7速スポーツシーケンシャルシフトマチック付きCVTの他に5MTも用意する。
また、2014年にはマイナーチェンジが行われ、前後のデザインが刷新された。
この最終型ヴィッツRS、中古車市場では50万円前後から狙うことが可能。2014年のマイナーチェンジ以降のモデルでも、70万円台から流通しており、お手頃感はかなり高い。そして、MTの比率が高いことも特徴だ。
後にG’sやGRスポーツが登場してRSは少々影が薄くなってしまったが、ビギナーはドライビングスキルを磨くパートナーとして、ベテランドライバーは走りを楽しむ趣味グルマとしていかがだろうか。
「実用性も兼ね備えるロータリースポーツ」 マツダ・RX-8
量産車唯一のロータリースポーツとして世界中で愛されてきたRX-7。そんな国産車の英雄に代わる存在として2003年にデビューしたのがRX-8だ。
最大の特徴はパッケージングで、センターピラーレスでリアに観音開きのフリースタイルドアを採用したことにより、本格スポーツカーながら4ドア4シーターを実現。
また、胸のすくようなフィーリングのロータリーエンジンと理想的な前後重量配分による痛快な走りとともに、快適性や実用性も手に入れた。
デビュー時からスポーツ色を強調した「タイプS」が設定されていたが、2008年のマイナーチェンジで追加された「タイプRS」は、さらに運動性能を意識したモデル。
エンジンこそタイプSと変わりないが、足回りには専用ビルシュタイン製ダンパーを採用。さらに、フロントサスクロスメンバーに発泡ウレタンを充填して19インチ鍛造アルミホイールを装備することで、しなやかな車両挙動と剛性感のある操舵フィールを実現。
エクステリアも専用エアロを装備し、ルックスだけでなく空力特性も高められている。
そんな走りに振ったタイプRSは、中古車市場でも一番人気。とはいえ、走行距離は総じて伸びているものの100万円台前半でも十分に狙えるし、なかには100万円以下の物件もあり。唯一無二のロータリースポーツを楽しむチャンスだ。
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