50代以上のおじさんが、新車発売当時、「なんだあのクルマは?」、「こんなクルマ売れんの?」という、思わず脱力してしまったクルマが存在した。今高騰しているのか? それとも人知れず地方の中古車屋さんでひっそりと生き続けているのだろうか、さっそく調べてみた。
文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部
オートザムレビュー:現在の生息状況/ほぼ絶滅寸前 全国に1台
バブル期に存在したマツダの5チャンネル化によって、まさに泡がブクブクと出てくるかのように、ユニークなクルマが登場した。
なかでも1990年9月に発売されたオートザムレビューは、全長わずか3.8mという小ぶりなボディに無理やりトランクを付けて、ノッチバックセダンに仕立てたコンパクトカー。
当時のオートザム店には、AZ-1やキャロル、OEM車の軽自動車のほか、ランチア(デドラ、テーマ、デルタ、Y10)のほかに売るクルマがなくて困っていたところへ投入されたのがれっきとしたマツダ車のオートザムレビューだった。
オートザム系列では唯一の売れ筋だったキャロルのデザインを踏襲したレビューの造形は、完全に女子ウケを狙ったユルふわなデザインで、最初のうちは女性ユーザーにまあまあウケていた。
しかし、発売翌年の1991年からバブルが崩壊しはじめると、ゆるふわなレビューは飽きられ、あっという間に不人気となっていき、1999年4月にひっそりと販売終了。
当時、デビューした時のことをよく覚えているが、「なんでこの時代にこんなクルマが出てくるんだ、マツダは日産BE-1、パオ、エスカルゴに対抗して可愛いクルマを作ったのか?」と言われていたことを思い出した。
さてそんなオートザムレビューは今、中古車市場に流通しているのか? もはや絶滅かと予想していたが1台発見! 1994年式で走行距離は1.4万km、75万円! なかなか23年経っているのに走行距離は1.4万kmは凄い! 2年前は40万~50万円だったのだが、やはり値上がりしていた。
スズキX-90:現在の生息状況/ほぼ絶滅寸前 全国に7台
2シーターのクロスオーバーSUVという、今でこそあんまり、疑問符を持たないかもしれないが、当時はダイハツフェローバギーの再来かと言われるほど、ぶっとんだクルマだった。
ベースとなったのは初代エスクード3ドアで、ボディサイズは全長3710×全幅1695×全高1550mmとそこそこ大きいサイズだ。車体構造は一般的なモノコックではなく、屈強なクロカン四駆に用いられることが多いラダーフレームを採用いる。
間違いの始まりは1993年の東京モーターショーや世界各地のモーターショーで人気が高かったこと。その人気を受けて、ほぼコンセプトカーのまま、市販化に踏み切ったのだった。
ラダーフレームに1.6L、直4を積み、トランスミッションは5速MT&4速AT。駆動方式はパートタイム4WD。また脱着可能なルーフはトランクに格納でき、全高1550mm以下のため一般的な駐車場に入るという、なかなかの都会派SUVだった。
中身は本格派なのに、外観は2シーターの都会派SUV。さすがにSUVで2シーターはきつかったのか、日本国内での販売台数は、1995年10~1997年12月までの発売3年間で国内ではわずか1348台しか売れなかった。
大手中古車検索サイトで調べてみると、7台流通。下は89.8万円(1997年式、16.3万km)から最高価格は299万円(1996年式、0.5万km)まで。そのほか148万円(1995年式、5.8万km)、164.7万円(1996年式、5.1万km)、168万円(1997年式、8.5万km)、160.7万円(1996年式、6.6万km)と、このあたりが中心価格帯になるだろう。











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