ミニバン人気の中心にいるノア/ヴォクシーに、モデリスタが新たな価値を加えた。“MULTI UTILITY(MU)”は、荷室の使い勝手と車中泊性能を高めたコンプリートカーだ。アウトドアや趣味用途だけでなく、日常使いでも便利な“ちょうどいい遊び仕様”として注目したい。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】ノア&ヴォクシーが“秘密基地化”!? MU仕様の実力とは(5枚)画像ギャラリーモデリスタが提案する“遊べるノア&ヴォクシー”の新基準
トヨタカスタマイジング&ディベロップメントが、モデリスタブランドから新たなコンプリートカー「MULTI UTILITY(MU)」を発表した。ベースとなるのは現行の「ノア」「ヴォクシー」。近年ますます高まる“車中泊”“アウトドア”“趣味積載”ニーズに応えるモデルとして登場した。
最大の特徴は、標準装備される「専用ラゲージフレーム&ラゲージボード」だ。荷室を上下2段で使える構造となっており、上段にはキャンプギアや旅行バッグ、下段には濡れた荷物や長尺物などを収納できる。ミニバンの広大な室内をさらに効率的に使える工夫であり、「荷物を積むとすぐ車内が雑然とする」というユーザーの悩みにも応えている。
特に注目したいのは、“日常使いとの両立”を強く意識している点である。最近のアウトドア系コンプリートカーは本格志向が強く、価格や装備がヘビーになりがちだ。しかしMUは、あくまでベースがファミリーミニバンであり、普段の買い物や送迎でも扱いやすい。必要なときだけ“遊びモード”へ切り替えられる絶妙な立ち位置が魅力だ。
車中泊需要を見据えた「フロントベッドボード」に注目
さらに架装メーカーオプションとして設定される「フロントベッドボード」を装着すると、車内空間はフラットなベッドスペースへと変化する。最近はホテル代高騰や自由な旅スタイルの広がりもあり、車中泊市場は拡大傾向にある。そうした背景を考えると、MUの提案は実にタイムリーだ。
しかも“キャンピングカー然”としていない点がいい。ノア/ヴォクシー本来のスタイリッシュさを保ちながら、必要十分な機能を追加しているため、「普段乗りも妥協したくない」という層に刺さるだろう。
販売店装着オプションの「MU専用シートカバー」にも注目したい。アウトドアテイストを高めるデザインだけでなく、手入れのしやすさやギア装着ベルトによる拡張性も備える。釣り、キャンプ、自転車、愛犬とのドライブなど、ユーザーごとに異なるライフスタイルへ柔軟に対応できるのは大きな魅力だ。
現在、ミニバン市場ではSUV人気に押され気味とも言われる。しかし実際には、「人も荷物も積める」というミニバン最大の武器は依然として強力である。そこに“遊び”という価値を加えたMUは、単なるドレスアップカーではなく、新しいミニバンの使い方を提案するモデルと言える。
モデリスタは従来、エアロパーツなど“見せるカスタム”のイメージが強かった。しかし今回のMUは、“使うカスタム”へ踏み込んだ意欲作だ。クルマを移動手段だけで終わらせず、「自分の居場所」に変える提案として、多くのユーザーの共感を集めそうである。







コメント
コメントの使い方