ABEMAがル・マン24時間を完全無料生中継! トヨタ王座奪還に注目

ABEMAがル・マン24時間を完全無料生中継! トヨタ王座奪還に注目

 世界三大レースのひとつ「ル・マン24時間レース」が、ついに国内初の“24時間完全無料生中継”で楽しめる時代になった。ABEMAが2026年大会をライブ配信。トヨタの王座奪還やハイパーカークラスの激戦を、自宅やスマホで気軽に体感できる注目企画だ。

文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes

ル・マン24時間が“完全無料”時代へ! ABEMAの挑戦がモータースポーツ観戦を変える

「ル・マン24時間レース」といえば、F1のモナコGP、インディ500と並ぶ“世界三大レース”のひとつ。1923年に始まった伝統の耐久レースであり、クルマ好きなら一度は耳にしたことがあるはずだ。

 その世界最高峰の舞台を、2026年6月13日から14日にかけて、動画配信サービス「ABEMA」が国内初となる“24時間完全無料生中継”で放送することが発表された。近年は有料放送や限定配信が中心だっただけに、このニュースに驚いたモータースポーツファンも多いのではないだろうか。

 今回放送されるのは『世界耐久選手権(WEC)2026 第3戦 ル・マン24時間レース』。舞台はフランスのサルト・サーキットで、一般道を含む特殊なレイアウトが特徴だ。24時間という長丁場のなかで、速さだけでなく耐久性、戦略、そしてドライバーの集中力が試される。

 近年のル・マン最大の見どころは、やはりハイパーカークラスの激戦である。Toyota をはじめ、Ferrari、Porsche、Cadillac など、世界のトップメーカーがワークス参戦。市販車開発にも直結する最新技術が投入され、“走る実験室”としての側面も強い。

 日本のファンにとって特に注目なのは、トヨタの戦いだろう。2018年から5連覇を達成した実績を持つが、近年はフェラーリ勢の躍進もあり、タイトル争いは激化している。2026年シーズンは「4年ぶりの王座奪還」が大きなテーマとなる。

無料配信で“ル・マン観戦の壁”が崩れる

 今回のABEMAの挑戦で特筆すべきは、単なるライブ配信に留まらない点だ。

 24時間レースは「全部見るのは難しい」と感じる人も多い。しかしABEMAでは、レース中のハイライト映像も順次配信される予定。夜中の激戦やセーフティカー導入シーン、順位変動などを後から追えるため、“ながら観戦”にも向いている。

 さらに、国内スタジオにはル・マン経験者を中心とした解説陣を起用予定。初心者にも分かりやすい解説を目指すという。耐久レースは独特の戦略やルールが多く、「何を見れば面白いのか分からない」という声も少なくないが、そのハードルを下げる狙いが見える。

 ABEMAは近年、モータースポーツ分野への投資を積極化している。『スーパーフォーミュラ』全戦無料生中継や、『WRC世界ラリー選手権』のライブ配信、さらにアメリカの人気レース『NASCAR』の放送なども展開。従来は専門チャンネル中心だったモータースポーツを、“スマホで気軽に見るコンテンツ”へ変えつつある。

 実際、若い世代ではテレビより配信サービスでレースを見るスタイルが一般化している。ル・マンのような長時間レースとオンデマンド視聴の相性は非常によく、「好きな時間に追いかけられる」ことは新規ファン獲得にも大きく貢献しそうだ。

 もちろん、耐久レース本来の魅力である“深夜の静かな攻防”や“朝焼けのサルト”をリアルタイムで楽しむのも醍醐味。24時間無料というインパクトは、日本のモータースポーツ観戦文化を一歩前に進める可能性がある。

 トヨタは再び頂点に立てるのか。そしてABEMAの挑戦は、新たなル・マンファンをどこまで増やせるのか。2026年のル・マンは、レースそのものだけでなく“視聴体験の進化”にも注目したい。

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