2026年MotoGP第5戦フランスGPで、小椋藍(トラックハウスMotoGPチーム)が圧巻の追い上げを披露し、3位表彰台を獲得した。MotoGPクラスで日本人ライダーが表彰台に立つのは、2012年第18戦バレンシアGP以来、実に14年ぶりの快挙となる。
長年、日本人ライダーにとって遠い存在となっていたMotoGP最高峰クラスの表彰台。そんな中、小椋は決勝で安定したペースを維持しながら着実に順位を上げ、終盤にはトップグループに匹敵するスピードを見せた。結果だけでなく、その内容も高く評価される走りだった。
文/T.Yamaguchi
この歴史的な表彰台に大きな感動を覚えたひとりが中須賀克行で、レース翌週の鈴鹿8耐テストでは、インタビューで小椋のレースを興奮気味に振り返った。
「見ました。めちゃくちゃ感動しました。『行け!行け!』って、すごく応援していましたね。やっぱり、日本人が活躍するのってすごく嬉しいじゃないですか。なおかつ、あの順位から追い上げて、あのバトルをしながらの走りだったので、本当に素晴らしいの一言でした」
日本トップライダーのひとりである中須賀も、小椋の果敢なオーバーテイクと終盤の勢いに心を揺さぶられた様子だった。
なお、中須賀自身も2012年第18戦バレンシアGPで2位表彰台を獲得しており、これがMotoGPクラスにおける日本人ライダーの直近の表彰台記録となっていた。スポット参戦ながら、雨の難コンディションで快走を見せた名レースとして今なお語り継がれている。
そんな中須賀は、小椋を称賛しつつも、ユーモアを交えながらこう語った。
「まあでも、僕の方が2位ですけどね(笑)。まだ僕の方がひとつ上ですから(笑)」
冗談交じりに自らの記録への誇りものぞかせたが、小椋の将来には大きな期待を寄せている。
「本当に嬉しかったです。あと4、5周あれば勝てたんじゃないか、というくらい勢いがありましたからね。今回の結果は本人にとっても大きな自信になったと思いますし、これからさらに上がってくるライダーだと思います」
長らく日本人ライダー不在の時代が続いていたMotoGP最高峰クラス。その流れを変える可能性を、小椋藍はフランスGPで鮮烈に示した。14年ぶりの表彰台は、日本の二輪ロードレース界にとって新たな時代の幕開けとなるかもしれない。
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【MotoGP】小椋藍が14年ぶり日本人表彰台!中須賀克行も感動「でも僕の方が2位ですけどね(笑)」【画像ギャラリー】
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