タフトのデザインは今見ても新鮮? 四角いボディとガラスルーフが生む唯一無二感

タフトのデザインは今見ても新鮮? 四角いボディとガラスルーフが生む唯一無二感

 2020年登場のダイハツ タフトは、今見てもどこか新しい。理由は四角いSUV風ボディだけではない。前席上のスカイフィールトップや、前席を主役にしたパッケージが、ほかの軽とは違う独特の世界観を作っているのだ!

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、ダイハツ

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四角いだけじゃない!! タフトのデザインは“道具感”がいい

初代タフトは1974年に登場。2020年に復活した際のキャッチフレーズは「ジブン、オープン。青空SUV」
初代タフトは1974年に登場。2020年に復活した際のキャッチフレーズは「ジブン、オープン。青空SUV」

 タフトのデザインは、現行軽自動車のなかでもかなり独特だ。背を高くして室内空間を最大化する軽スーパーハイトワゴンでもなく、丸さやかわいさで見せる軽でもない。直線基調のボディ、立ったフロントマスク、厚みのあるバンパー、四角いキャビン。ひと言でいえば、道具っぽい。

 この道具感が、今見ても新鮮なのだ。軽自動車はどうしても「便利」「安い」「燃費がいい」という実用目線で語られがちだが、タフトはそこに“使って楽しそう”という感覚を足している。買い物に行くだけでも、ちょっとアウトドアへ向かうような気分になる。通勤でも、ただの移動ではなく、相棒感が出る。この雰囲気はなかなか貴重だ。

荷室の使い勝手の良さはピカイチ! フレキシブルボードによって深さも2段階になる
荷室の使い勝手の良さはピカイチ! フレキシブルボードによって深さも2段階になる

 公式サイトでは、タフトのパッケージングを「バックパックスタイル」と表現している。前席を気分が上がるクルースペース、後席まわりを遊びを楽しむフレキシブルスペースとする考え方だ。つまり、タフトは最初から全員で広々乗ることだけを狙ったクルマではない。前席の人が楽しく、後ろは荷物や趣味に使いやすく。ここがタントやムーヴとは違う個性である。

 価格はGが160万6000円から、Gターボが168万8500円から。燃費は2WDでGがWLTCモード21.4km/L、Gターボが21.3km/L。見た目の遊び心がありながら、日常で使える現実感もちゃんとある。このバランスが、タフトを単なる“見た目SUV風の軽”で終わらせていない。

ガラスルーフが効く!! 乗る前より乗った後に好きになる

タフトご自慢のスカイフィールトップ。ほかの窓も大きいので開放感バツグンだ
タフトご自慢のスカイフィールトップ。ほかの窓も大きいので開放感バツグンだ

 タフトの唯一無二感を決定づけているのが、前席上部に広がるスカイフィールトップだ。ガラスルーフそのものは珍しい装備ではないが、軽自動車でここまでキャラクターの中心に置いたモデルはかなり少ない。外から見た四角いボディの楽しさに、乗り込んだ瞬間の開放感が加わる。ここがタフトの強さだ。

 クルマのデザインは、外から眺めるものだけではない。運転席に座った時、自分がどう感じるかも重要だ。タフトはスカイフィールトップによって、軽のコンパクトな車内に空の抜け感を持ち込んでいる。信号待ちでふと上を見る。木漏れ日や雲の流れを感じる。そんな小さな瞬間が、毎日の運転を少しだけ楽しくする。

Gターボ、G、Xターボ、Xなどはフロントにメッキグリルなどが付かないシンプルな「箱」デザイン
Gターボ、G、Xターボ、Xなどはフロントにメッキグリルなどが付かないシンプルな「箱」デザイン

 もちろん、後席の広さや乗降性を重視するならタント、スライドドアの便利さまで欲しいならムーヴが向く。タフトは万能ファミリー軽というより、自分の気分を上げる軽だ。だからこそ、ひとりや夫婦2人で乗る人、趣味の荷物を積みたい人、普通の軽ではちょっと物足りない人に刺さる。

 デビューから時間が経ってもタフトが古く見えにくいのは、流行のメッキ顔や過度な押し出しに頼っていないからだ。四角いボディ、ガラスルーフ、前席中心の考え方。この3つが合わさり、タフトだけの世界観を作っている。

 結論として、タフトのデザインは今見ても十分に新鮮だ。派手ではないが、ちゃんと記憶に残る。便利なだけではなく、乗る人の気分まで変えてくれる。軽自動車に“自分だけの基地感”を求めるなら、タフトはいまなお唯一無二の選択肢である。

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