輸入コンパクトSUVとして注目されるスズキ フロンクスとホンダ WR-V。価格帯は近いが、キャラクターはかなり違う。装備充実のフロンクスか、広さと価格で勝負するWR-Vか。買って幸せなのはどっちだ?
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ミニバンじゃなくても車中泊イケる!? アウトドア映えするWR-Vのラゲッジスペースを見て!(18枚)画像ギャラリーフロンクスは小さめボディに装備をギュッと詰めた上級派
フロンクスの強みは、コンパクトなサイズと標準装備の濃さだ。ボディサイズは全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mm。SUVとしてはかなり低めで、全長も4mを切る。全幅は3ナンバーだが、最小回転半径は4.8mに収まるため、街なかでの扱いやすさはかなり期待できる。
価格は2WDが254万1000円、4WDが273万9000円。入口価格だけ見ると、WR-Vより高い。
しかしフロンクスは、全方位モニター付メモリーナビゲーション、スズキコネクト対応通信機、ヘッドアップディスプレイ、電動パーキングブレーキ、ブレーキホールド、ブラインドスポットモニター、リヤクロストラフィックアラートなどを標準装備する。
あとからナビや運転支援を足すというより、最初から“ほぼ全部入り”で勝負するタイプだ。
パワートレーンは1.5Lマイルドハイブリッド+6AT。WLTCモード燃費は2WDが19.0km/L、4WDが17.8km/Lで、WR-Vより燃費面でも有利だ。さらに4WDを選べる点も大きい。雪道や雨の日の安心感を重視する人には、WR-Vにはない魅力になる。
いっぽうで、フロンクスは全長が短く低めのクーペSUV風デザインだけに、広さ最優先のクルマではない。後席や荷室の余裕をがっつり求めるなら、WR-Vのほうがわかりやすく頼もしい。
WR-Vは広くて安い!! 実用派にはかなり強い選択肢
WR-Vの強みは、価格とサイズからくる実用性だ。価格はXが214万9400円、Zが239万8000円、Z+が254万9800円、特別仕様車BLACK STYLEが258万600円。フロンクスの2WDとほぼ同じ価格で、WR-Vなら上級のZ+まで狙える。しかもベースのXなら、フロンクスより39万1600円も安い。
ボディサイズは全長4325mm×全幅1790mm×全高1650mm。フロンクスより全長で330mm、全幅で25mm、全高で100mm大きい。全高も高く、最低地上高は195mm。SUVらしい存在感や見晴らし、荷室の広さを求めるならWR-Vが有利だ。ホンダはWR-Vの荷室をクラストップレベルの大容量ラゲッジとうたっており、発売時の公式情報では458Lを実現したとしている。
走りは1.5Lガソリン+CVTで、最高出力118PS。フロンクスの1.5Lマイルドハイブリッドは101PSだから、エンジン出力ではWR-Vが上回る。ただし燃費はWLTCモードで16.2〜16.4km/L。燃費や低速域の扱いやすさでは、マイルドハイブリッドのフロンクスに分がある。
結論として、1人や夫婦2人で使い、街なかで扱いやすく、ナビや安全装備まで最初から充実したSUVが欲しいならフロンクスがいい。全高1550mmの低さもあり、都市部で使いやすい“上質コンパクトSUV”だ。
一方、家族で使う、荷物をたくさん積む、SUVらしい大きさと安さを重視するならWR-Vが強い。装備の濃さではフロンクス、広さと価格ではWR-V。どちらが幸せかは、実にシンプルだ。小さく上質に乗るならフロンクス。大きくガンガン使うならWR-Vである。
【画像ギャラリー】ミニバンじゃなくても車中泊イケる!? アウトドア映えするWR-Vのラゲッジスペースを見て!(18枚)画像ギャラリー






















コメント
コメントの使い方