ホンダらしい走りがEVでも炸裂!! 新型スーパーワンを走らせて見えきた電動ホットハッチの過激すぎる真実

ホンダらしい走りがEVでも炸裂!! 新型スーパーワンを走らせて見えきた電動ホットハッチの過激すぎる真実

 2025年のジャパンモビリティショーに出展されたホンダ スーパーワン。その時から「シティターボIIの再来」と期待されたコンパクトBEVが、いよいよデビューする。登場を直前に控えた先行公開の場で国沢光宏氏が手ぐすねひいて試乗!!

※本稿は2026年4月のものです
文:国沢光宏/写真:池之平昌信、ホンダ
初出:『ベストカー』2026年5月26日号

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ついに全貌を表した「シティターボIIの再来」

ホンダ スーパーONE。モーター出力:通常時64ps/BOOSTモード時95ps 車両重量:1090kg 駆動方式:FF 一充電航続距離:274km
ホンダ スーパーONE。モーター出力:通常時64ps/BOOSTモード時95ps 車両重量:1090kg 駆動方式:FF 一充電航続距離:274km

 唯一の「う~ん」さえ改良されたらホンダにとって久々のホームランである。

 とにかく便利で楽しい! さすがに往復200km以上の距離や、高速道路を使うような目的地は違うクルマにするけれど、私がスーパーワンを買ったなら、もはやファーストカーになってしまうだろう。

 なんと言ってもサイズがイイ! どこに乗って行っても駐車スペースで困ることなし。それでいて車室空間は必要にして充分!

 何より走りが素晴らしい。モーターの出力表示って、低い出力でもパワフルに感じるディーゼルのようなイメージ。街乗りならノーマルの64psで何ら不満なし!

 首都高のようにドライバビリティが要求されるコンディションであれば、95psのブーストモードを選ぶとスポーティモデルのように元気よくなる。さすがに100km/hを超えると加速感は頭打ちになるが、前述のとおり高速道路以外なら充分な動力性能だ。

なにより運転していて楽しいぞ!

トレッドは前後とも50mm増加。フロントは専用アルミ鍛造ロアアーム、リアはスペーサーを採用することで拡大している。ホンダのこだわりを感じる
トレッドは前後とも50mm増加。フロントは専用アルミ鍛造ロアアーム、リアはスペーサーを採用することで拡大している。ホンダのこだわりを感じる

 ハンドリングはさらに好ましい! なんたって低重心で前後の車重バランスよし。トレッドを広げただけでなく、フロントのロアアームはアルミ鍛造にするなど「凝った人」が開発チームにいるらしい。

 コーナー攻めてアンダー出るあたりで少しアクセル緩めると荷重移動して曲がる方向になる。絶妙のバランスだったりして。絶対的なコーナリング性能を含め、N-ONE e:とはレベルからして違う。元祖ブルドックすら相手にしない。

 決定的なのがBOSEプレミアムサウンドシステム。最近の日本車に付いているBOSEは“もう少し頑張りましょう”のレベルで妥協しちゃってる物も多い。

 しかし、スーパーワンはホンダ側の要求レベルが高かったらしい。しっかり低音が鳴るし、ツイーターもなかなか。パワー感だって出ている。このレベルのオーディオなら20万円取られたっておかしくない。そのほか、液晶もまぁまぁのサイズだし、セミバケット風シートが好ましい。

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なんでVTEC音にしなかったのよ……!

インパネデザインはN-ONE e:とほぼ共通
インパネデザインはN-ONE e:とほぼ共通

 価格も補助金を使うことでリーズナブル。200V普通充電ケーブルはオプションと、ホンダの営業部門はユーザーのことなどまったく考えていなものの、私が見積りを取ったところ車両価格は339万円だった。これで130万円というCEV補助金が出るんだから素晴らしい! 実質209万円と軽自動車より安くなる。

 加えて東京都の場合、別途60万円出るから149万円に! 私の家だと太陽光発電導入してるためさらに30万円の上乗せ。

 文頭に書いた唯一の「う~ん」は疑似走行音。なぜか「ぐもももも」的な、6000回転くらいしか回らない7L・V8エンジン的な音なのだ。

 6000回転でカムが高回転側に切り替わり、9000回転まで回るVTEC4気筒1600ccの音だったら最高のさらに上だった。今からでも遅くないので、気持ちいい音を作り有料でいいからロムチューン対応して欲しい。

 私もオーダー入れたが、まだヨメさんに言ってない(泣)。

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