日産 ノートといえばe-POWERの代表選手。派手なSUVでも、上級感を売りにするノート オーラでもないが、日常の足として見た時の完成度はかなり高い。232万8700円から選べるコンパクトカーとして、静かで扱いやすい実用車なのかをチェックしたい。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】静粛性バツグンだからオシャレな街乗りでも似合う!? ノートのマチナカから農道ショットまでを大公開!(5枚)画像ギャラリーモーター走行の気持ちよさがノート最大の武器だ
ノートの魅力は、やはり第2世代e-POWERの走りにある。エンジンは発電役に徹し、タイヤを動かすのはモーター。だから発進はスッと軽く、街中の低速域でギクシャクしにくい。ここが普通のガソリンコンパクトと大きく違うところだ。
特に毎日の通勤や買い物では、このなめらかさが効く。アクセルを踏めばすぐ前に出るし、戻せば減速も自然。ブレーキを踏んだり離したりの回数が多い市街地ほど、ノートのラクさがじわじわ染みてくる。WLTCモード燃費はXの2WDで28.4km/L。燃費だけを見ればライバルにも強豪はいるが、静かさと加速感まで含めると、ノートはかなり気持ちいい実用車だ。
ボディサイズは全長4045mm、全幅1695mm、全高1520mm。5ナンバー幅に収まるので、狭い道や古い立体駐車場でも扱いやすい。大きくなりすぎた最近のクルマに疲れた人には、このサイズ感だけでもうれしいはずだ。
静かさと安心装備で“毎日乗るクルマ”として光る
ノートはノート オーラほど上質方向に振ったモデルではない。だが、e-POWERならではの静かな発進、エンジン回転が走行速度と直接つながらない独特の穏やかさは、日常域で大きな武器になる。朝の住宅街を出る時、雨の日にゆっくり流す時、渋滞でノロノロ進む時。そういう地味な場面で「これ、けっこういいな」と思わせるタイプだ。
2025年8月の一部仕様向上では、インテリジェント エマージェンシーブレーキの左右検知範囲を広げ、自転車などへの検知性能を高めた。さらに後席リマインダーも全グレードに標準設定。派手な改良ではないが、家族で使うコンパクトカーとしては見逃せない進化だ。
価格はXが232万8700円、4WDのX FOURが261万4700円。ノート オーラのようなプレミアム感まではいらない。でも、静かでスムーズで、毎日気軽に乗れて、燃費もいいクルマが欲しい。そんな人には、標準ノートこそかなり現実的な正解だ。華やかさより実力。ノートはまさに“静かな実用車”の優等生である。
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