コンパクトSUVが立派になり、価格もサイズもじわじわ上がるなか、トヨタ ライズの存在感があらためて光っている。180万700円から狙える価格、5ナンバーサイズの扱いやすさ、SUVらしい見晴らしのよさ。この“ちょうどよさ”は、いまやかなり貴重だ!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】若者にも超人気コンパクトSUV?! トヨタ ライズの内外装をイッキ見!(10枚)画像ギャラリー180万700円からのSUVというインパクト
現行ライズのエントリーはガソリンX 2WDで180万700円。いま新車でSUVを買おうとすると、200万円台半ばが当たり前になりつつあるだけに、この価格はなかなかパンチがある。しかも単なる安グレード専用車ではない。全長3995mm、全幅1695mm、全高1620mmという5ナンバーサイズながら、背の高いフォルムと185mmの最低地上高で、見た目はしっかりSUVだ。
ガソリン2WDのWLTCモード燃費は20.7km/L。街乗り中心のユーザーにとって、燃費と価格のバランスはかなり現実的だ。上級のガソリンZ 2WDでも215万2700円で、17インチアルミホイールやLEDフロントシーケンシャルターンランプ、本革巻きステアリングホイールなどを備える。見た目の満足感まで含めるなら、Zのコスパも悪くない。
さらに燃費を重視するなら、ハイブリッドも選べる。ハイブリッドZは244万2000円で、WLTCモード燃費は28.0km/L。価格だけならガソリンだが、毎日の通勤や買い物で距離を走るならハイブリッドの静かさと低燃費も魅力だ。
5ナンバーだからこそ毎日ラク。大きすぎない価値はまだ強い
ライズの強みは、ただ安いことではない。全幅1695mmの5ナンバーサイズがもたらす扱いやすさこそ、最大の美点だ。最近のSUVは見栄えを重視してワイドになりがちだが、住宅街の細い道、古めの立体駐車場、スーパーの狭い駐車枠では、この差がじわじわ効く。最小回転半径もグレードにより4.9~5.0mで、小回り性能も優秀だ。
それでいて室内は侮れない。ホイールベースは2525mm、室内長は1955mmあり、前後席ともにコンパクトSUVとして納得の広さを確保する。荷室まわりも日常使いには十分で、買い物、子どもの送迎、週末のレジャーまでこなせる懐の深さがある。
もちろん、上級安全装備や質感ではヤリスクロスなどに惹かれる人もいるだろう。ただ、ライズは「大きすぎない」「高すぎない」「でもSUVらしい」という3点をきれいに満たす。軽自動車からのステップアップにも、初めてのマイカーにも、セカンドカーにもハマる守備範囲の広さだ。
新車価格が上がり続けるいま、180万700円から買える5ナンバーSUVはかなり貴重な存在。ライズは派手な最新トレンドではないかもしれないが、毎日使って「これでいい」ではなく「これがいい」と思える、いまどき珍しいジャストサイズSUVだ。
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