ソリオは新エンジンでどう変わった? 走りと燃費の違いを徹底チェック!

ソリオは新エンジンでどう変わった? 走りと燃費の違いを徹底チェック!

 2025年1月に一部仕様変更を受けたスズキ ソリオ。見た目の変化も大きいが、注目は中身だ。スイフトにも載るZ12E型1.2LエンジンとCVTを採用し、全車マイルドハイブリッド化。背高コンパクトの走りと燃費はどう変わったのか、実用目線でチェックしたい。

文:ベストカーWeb編集部/写真:ベストカーWeb編集部、スズキ

【画像ギャラリー】2025年の改良で新しくなったソリオの顔つきと心臓部にクローズアップ! 改良前と比べてみて!(15枚)画像ギャラリー

新エンジンで「よく走るエコカー」感が強まった

スズキ ソリオの心臓部。2025年の改良で全車マイルドハイブリッドに
スズキ ソリオの心臓部。2025年の改良で全車マイルドハイブリッドに

 ソリオの改良で大きいのは、パワートレインがZ12E型1.2Lエンジン+CVTになったことだ。これまでのソリオはK12C型エンジンを軸に、マイルドハイブリッドやハイブリッドを設定していたが、現行モデルは全車マイルドハイブリッドに整理された。

 Z12E型は、いまのスズキ小型車の主力となる新世代エンジン。最高出力は82ps、最大トルクは11.0kgmで、数字だけ見ると派手なパワー型ではない。だがソリオのキャラクターを考えると、狙いはそこではない。街中でスッと出て、低速域でギクシャクしにくく、家族を乗せても扱いやすいこと。ここが大事だ。

 組み合わされるCVTもポイントだ。発進や再加速で回転だけが先に上がるような感覚を抑え、日常域で自然に速度を乗せる方向の進化と見ていい。ソリオは全高1745mmの背高ボディで、全長3810mm、全幅1645mmの5ナンバーサイズ。軽く小さく見えても、人と荷物を載せればしっかりファミリーカーだ。その用途で、ガツンと速いよりも、扱いやすく燃費がいい方向へ振ったのは正解だろう。

燃費は2WDで22.0km/Lに向上! 価格上昇分も装備で納得か

2025年の改良でソリオバンディットとともに顔つきも変更となった
2025年の改良でソリオバンディットとともに顔つきも変更となった

 燃費の進化はわかりやすい。現行ソリオのWLTCモード燃費は2WDが22.0km/L、4WDが20.7km/L。改良前のマイルドハイブリッド系は2WDで19.6km/Lだったから、数値上はかなり伸びた。背高スライドドア車で22.0km/Lというのは、毎日使うクルマとしてかなりありがたい。

 価格はソリオ HYBRID MG 2WDが192万6100円、HYBRID MX 2WDが205万1500円、HYBRID MZ 2WDが224万8400円。ソリオ バンディット HYBRID MV 2WDは230万3400円だ。安さ一点突破というより、燃費、安全装備、快適装備を含めた総合力で勝負する立ち位置になった。

ソリオに採用されたマイルドハイブリッドシステム
ソリオに採用されたマイルドハイブリッドシステム

 安全面ではデュアルセンサーブレーキサポートIIを標準装備し、車線維持支援機能も採用。HYBRID MZとバンディット HYBRID MVには電動パーキングブレーキやブレーキホールドも備わる。新エンジンだけでなく、日常のラクさまで底上げされたわけだ。

 結論として、現行ソリオは「エンジンが新しくなった」だけの改良ではない。燃費を伸ばし、走りを自然にし、装備も今どきに整えた実用進化だ。大きなミニバンはいらない。でも広くて燃費のいいスライドドア車が欲しい。そんな人には、いまのソリオ、かなり刺さる1台だ。

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