親のクルマ選びで大切なのは、燃費や価格だけではない。見やすいこと、乗り降りしやすいこと、そして万一を助ける安全装備があること。日産ノートは232万8700円から選べるe-POWER専用コンパクトとして、高齢の親にも勧めやすい1台なのかを考えたい。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】市街地でも農道でも山地でも……日本の地形に適したノートのショットを公開!(11枚)画像ギャラリー5ナンバーサイズとe-POWERの扱いやすさが効く
ノートのボディサイズは全長4045mm、全幅1695mm、全高1520mm。今どきのコンパクトカーとしては扱いやすい5ナンバー幅に収まり、狭い住宅街やスーパーの駐車場でも持て余しにくい。親世代に勧めるクルマとして、この「大きすぎない」はかなり大事だ。
着座位置は背の高いSUVほど高くはないが、低すぎるスポーツモデルでもない。前後席とも日常の乗り降りで身構える感じが少なく、ドアも普通に開け閉めしやすい。背の高い軽スーパーハイトワゴンほどの開放感はないものの、セダンより気軽に乗れるちょうどよさがある。
走りも高齢ドライバーと相性がいい。ノートは第2世代e-POWERを搭載し、タイヤを動かすのはモーター。発進はなめらかで、アクセル操作に対する反応も素直だ。急に飛び出すようなクセが少なく、街中をスイスイ走れる。WLTCモード燃費はXの2WDで28.4km/L。毎日の買い物や通院でガソリン代を抑えやすい点もありがたい。
安全装備の進化で“家族が勧めやすい”1台に
親にクルマを勧める時、本人の運転しやすさと同じくらい大事なのが、家族として安心できるかどうかだ。ノートにはインテリジェント エマージェンシーブレーキをはじめ、踏み間違い衝突防止アシスト、標識検知機能などを設定。さらにオプションを選べば、インテリジェント アラウンドビューモニターやインテリジェント ルームミラーも使える。
このアラウンドビューモニターは、駐車が苦手になってきた人にはかなり心強い装備だ。車両の周囲を上から見下ろすように確認でき、狭い駐車枠や壁際での不安を減らしてくれる。後退時の安全確認を支えるRCTA、後側方の車両を知らせるBSWなども、年齢を問わず助かる装備だ。
2025年8月の一部仕様向上では、インテリジェント エマージェンシーブレーキの左右検知範囲を広げ、自転車などへの検知性能を向上。後席リマインダーも全グレード標準となった。派手さよりも、日常のヒヤリを減らす方向の進化だ。
結論として、ノートは高齢の親にもかなり勧めやすい。広大な室内や豪華さで選ぶクルマではないが、見切りのいいサイズ、なめらかなe-POWER、充実した安全装備のバランスがいい。親に「そろそろ扱いやすいクルマにしたら?」と言うなら、ノートは現実味たっぷりの安心コンパクトだ。
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