軽スーパーハイトワゴンは便利だ。だが家族で乗ると、もう少し幅や走りに余裕が欲しくなる瞬間もある。そこで気になるのがスズキ ソリオ。スペーシアの使いやすさに近いスライドドア車ながら、普通車ならではの広さと安心感を持つ1台だ。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】軽でもコンパクトハイトワゴンでもさすがの広さ! ソリオとスペーシアの室内空間を写真でイッキ見!(19枚)画像ギャラリー軽の便利さはそのままに、横幅と走りに余裕あり
スペーシアのような軽スーパーハイトワゴンから乗り換える時、いちばん不安なのは「大きくなりすぎないか?」という点だろう。その意味でソリオはかなり絶妙だ。ボディサイズは全長3810mm×全幅1645mm×全高1745mm。スペーシアの全長3395mm×全幅1475mm×全高1785mmと比べると、全長は415mm長く、全幅は170mm広い。一方で全高はソリオのほうが40mm低い。
つまりソリオは、背の高さで威圧するのではなく、前後と横方向に余裕を足したクルマだ。軽自動車の枠を超えることで、前席もリアシートも肩まわりがラクになる。4人で乗った時の「ちょっと詰まっている感」が薄れ、長めの移動でも疲れにくい。ここが乗り換えの大きなうまみだ。
室内寸法もわかりやすい。ソリオは室内長2500mm、室内幅1420mm、室内高1365mm。スペーシアは室内長2170mm、室内幅1345mm、室内高1415mmだ。高さではスペーシアが勝るが、ソリオは長さと幅で上回る。ベビーカーや買い物袋、子どもの荷物を積んで家族で出かけるなら、この前後方向の余裕はかなり効く。
価格は上がるが「家族の余裕代」と考えたい
価格はスペーシア HYBRID G 2WDが153万0100円から、HYBRID X 2WDが170万5000円から。対するソリオはHYBRID MG 2WDが192万6100円から、HYBRID MX 2WDが205万1500円からだ。単純な安さではスペーシアが強い。これは軽自動車の大きな魅力だ。
ただしソリオには、1.2Lエンジン+マイルドハイブリッドの余裕がある。WLTCモード燃費は2WDで22.0km/L。スペーシアのNA 2WDは23.9~25.1km/Lと優秀だが、高速道路や登坂、家族フル乗車時のゆとりではソリオが有利。アクセルを踏み込む場面が減るだけでも、運転の気疲れはけっこう違う。
装備面でもソリオは2025年1月の一部仕様変更で進化した。Z12E型エンジンとCVTを採用し、全車マイルドハイブリッド化。デュアルセンサーブレーキサポートIIや車線維持支援機能も備える。さらにグレードによって電動パーキングブレーキやブレーキホールドも選べるのがうれしい。
結論として、ソリオは軽スーパーハイトワゴンからの乗り換えにかなり最高に近い選択肢だ。維持費や最小サイズを最優先するならスペーシア。でも、家族で乗る時間が増えた、遠出もしたい、もう少し走りと横幅に余裕が欲しい。そんな人にはソリオがちょうどいい。軽の便利さを知っている人ほど、この普通車サイズの余裕にグッとくるはずだ。
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