軽自動車の売れ筋といえば背の高いスーパーハイト系が主役だが、ダイハツ ムーヴキャンバスは少し違う。全高1655mmの扱いやすいサイズに両側スライドドア、さらにストライプスとセオリーの2つの世界観。157万3000円から狙える“ちょうどいい軽”の魅力を見直したい。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ストライプスかセオリーか、どっち派!? ムーヴキャンバスの2バージョン内外装を写真で徹底チェック!!(12枚)画像ギャラリー背が高すぎないのにスライドドア!! この絶妙さがキャンバスの強み
ムーヴキャンバスのいいところは、ひと言でいえば欲張りすぎていないことだ。全長3395mm、全幅1475mmは軽規格いっぱいだが、全高は2WDで1655mm。タントやN-BOXのようなスーパーハイト系ほど背は高くない。そのぶん見た目は軽やかで、立体駐車場や狭い道でも気を使いにくい。
それでいて、便利な両側スライドドアを備えるのがミソだ。子どもを乗せる時、買い物袋を抱えている時、隣のクルマが近い駐車場でドアを開ける時。このありがたみは毎日効く。スライドドアは欲しい。でも大きく見える軽はちょっと苦手。そんな人に、ムーヴキャンバスはピタッとハマる。
価格はストライプスX/セオリーXの2WDが157万3000円から。WLTCモード燃費はXとGの2WDが22.9km/L、Gターボの2WDでも22.4km/Lと優秀だ。可愛い見た目だけでなく、維持費を含めた現実味がちゃんとある。
ストライプスかセオリーか!! 選ぶ楽しさが長く愛される理由
現行ムーヴ キャンバスの面白さは、ストライプスとセオリーという2本立てにある。ストライプスは2トーンカラーが似合う明るくポップな方向。いっぽうのセオリーはモノトーンを中心に、少し落ち着いた大人っぽい雰囲気だ。同じクルマなのに、選ぶ仕様でキャラがけっこう変わる。
グレードはX、G、Gターボを設定。GになるとフルLEDヘッドランプやLEDフォグランプ、電動パーキングブレーキ+オートブレーキホールド機能など、日常でうれしい装備が充実する。街乗り中心なら自然吸気のGで十分だが、高速道路や坂道が多いならGターボの余裕も魅力だ。
もちろん、広さ最優先ならタントのような背高系が強い。アウトドア感ならタフトのほうがキャラは濃い。だがムーヴキャンバスは、その中間を実にうまく突いている。可愛すぎず、地味すぎず、大きすぎず、不便でもない。毎日の買い物、通勤、送迎にすっとなじむ軽スライドドア。売れ続ける理由は派手な一発芸ではなく、この“ちょうどよさ”の積み重ねにある。
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