「節約のつもり」や「これくらいは放置しても問題ないでしょ」と思いがちだが、実は大出費につながりかねない習慣がある。今回は実際にやりがちな習慣のお話。筆者が大幅出費につながってしまった習慣も……。
文:山口卓也/写真: 写真AC
【画像ギャラリー】クルマを持つなら、損して得取れが正解!?(7枚)画像ギャラリー窓ガラスの油膜を放置
「ワイパーを作動させた時に拭き跡が残ったり、ギラギラと乱反射する……」こんな場合、ウィンドウには油膜が付着していると思って間違いない。
雨に含まれる大気中の汚れ、排気ガス、ボディのワックス成分、ワイパーの油分などが油膜の原因で、油膜はさらに頑固なウロコ状の水垢となる。
油膜を放置すると、雨の日や夜間に対向車のヘッドライトが乱反射。フロントウィンドウがギラつくことで視界不良となり、油膜が水垢になるとワイパーが劣化して拭きムラや作動時の異音の原因にもなる。
この状態になると、せっかく新品に交換したワイパーを傷めて劣化が早く進行してしまう。
ワイパーゴムは1本1000円程度と高くはないが、新品なのにすぐに使えなくなってしまうのは安価とはいえお金の無駄。
また、油膜の主成分であるシリコンはガラスと同じケイ素も含むため、時間とともにガラス面に強固に結合し、拭いても拭いても白く濁った状態となる。
油膜は軽度の場合は食器洗剤で落とすことができるが、頑固な油膜は油膜取り専用クリーナーや拭き取りシートできちんと作業すれば取り除けるので、DIYでチャレンジするのもいいだろう。
作業後はウィンドウに水を流し、水がウィンドウに馴染むような水を弾かない状態(親水の状態)であれば油膜除去は成功したと言えるだろう。
タイヤの空気圧が低いまま
タイヤの空気は、1カ月で約5〜10%程度も自然に抜ける(指定空気圧が250kPaなら12.5〜25kPa減)とも言われる。
だが、JATMA(一般社団法人日本自動車タイヤ協会)が全国2000人のドライバーを対象に行った調査によると、月に1回以上の空気圧点検をしている人は2割程度という。
タイヤの空気圧が指定空気圧よりも低い場合、
・接地面積が増大し、転がり抵抗が増えることによる燃費悪化
・接地面の両サイド(ショルダー部)ばかりが接地するため、偏摩耗による寿命短縮
・接地面積の増大によるハンドリング性能の悪化
・排水性の低下による「ハイドロプレーニング現象」のリスクの上昇
・高速走行時に異常発熱を起こし、波状に変形する「スタンディングウェーブ現象」のリスクの上昇
上記のようなデメリットがあり、タイヤを無駄に消耗させるばかりか、自身そして他人を危険に晒してしまうことも……。
自身のタイヤの適正値は取り扱い説明書に記載されるが、国産車であれば運転席ドアを開けたセンターピラー部、輸入車であれば給油口のフタの裏などに記載してあるので今一度チェックしてほしい!
ガソリン価格だけを狙った遠方給油
たしかに現在はガソリン価格が高騰している。高速道路のSAやPAなどで給油すると、レギュラーガソリンがリッター205円なんてところもあり、「少しでも安いガソリンスタンドで入れたい!」と思うのはみな同じ。
しかし、それって無駄になっているかも……。
例えば、いつものガソリンスタンドより5km遠方のところでリッターあたり1円安いガソリンを入れるとしたら、給油のために往復10kmを走行することになる。
リッターあたり20km走るクルマでは0.5リットルのガソリン消費量となり、コストは80円かかる(160円/リッターの場合)。つまり、80リットル入れてトントンなのである。
さらに時間や手間もかかるし、厳密にはタイヤだって減る(かなり微妙……だが)。
そんなことをするくらいなら、いつものガソリンスタンドで休日や深夜割引、専用アプリや石油会社のクレジットカードを作って支払う……なんてほうが大幅に安くなる! どの方法が一番安くなるのかは「いつものスタンド」で聞くのが一番だ。
⚫︎ガソリンは「半分以下になってから入れる」「少ししか入れない」は無駄!?
ガソリンは重いため、「できるだけ少ない量で走ったほうが燃費がいい」と、とにかくガソリンタンクを満タンにしない人がいる。
たしかに重い荷物は燃費の悪化を招く。では、どのくらい重くなってどの程度影響があるのか?
ガソリンの重さはリッターあたり約750g。例えば50リッタータンクのクルマでは、タンク半分と満タンでは約18.75kgの差。
しかし、「燃料の質量が燃費に与える影響は1%未満」というデータがあり、実際に検証したところ燃費にほとんど影響がなかったのだ。
給油は満タン それとも半分だけ? 案外知らない愛車とサイフのための給油術
よって何度もガソリンスタンドに出向いて給油することは、そこまでの距離を走り、時間も無駄にしていることになる。
加えて、ガソリンタンク内にある燃料ポンプは自身の周りにある燃料によって冷却されつつ動いている。周りに燃料がない状態では冷却不足となり、高価な燃料ポンプ(交換時は工賃も加わる)の寿命が早まってしまうのだ。
前述の「遠方給油は無駄」とあわせて、無駄のない給油を行いたいもの。
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