軽スーパーハイトワゴンの定番、ダイハツ タント。なかでも精悍な顔つきで人気のタントカスタムは、NAのカスタムXか、ターボのカスタムRSかで悩ましい。街乗りメインならNAで十分なのか? それともターボの余裕に投資すべきか。価格差と燃費差から現実的に考えてみたい。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】加速が違うのはわかるけど、、、タントカスタムRSがカッコよすぎ(6枚)画像ギャラリー価格差は9万3500円!! 燃費差は小さいが小回りではNA有利
現行タントカスタムの2WDで見ると、カスタムXは187万円、カスタムRSは196万3500円。差額は9万3500円だ。軽自動車で10万円弱の差は小さくないが、ターボエンジン付きの上級グレードと考えると、かなり現実的な差でもある。
燃費はカスタムXがWLTCモード21.9km/L、カスタムRSが21.2km/L。差は0.7km/Lだ。毎日の買い物や送迎中心なら、燃料代だけで大きな違いが出るほどではない。むしろ注目したいのは取り回し。カスタムXの最小回転半径は4.4m、カスタムRSは4.7mとなる。狭い駐車場や住宅街での切り返しを重視するなら、NAのカスタムXにも明確な強みがある。
装備面ではカスタムRSが15インチアルミホイールを履く一方、カスタムXは14インチアルミホイール。見た目の押し出し感、足もとの存在感ではRSが一枚上手だ。ただしカスタムXも大型フロントグリル、大型エアロバンパー、フルLEDヘッドランプ、LEDフォグランプなどを備え、見た目の満足度はかなり高い。タントカスタムらしさだけなら、Xでも十分に味わえる。
ターボの価値は“速さ”より余裕!! 家族で乗るならRSの満足度が高い
カスタムRSの魅力は、やはりターボだ。最高出力は64PS、最大トルクは100N・m。対するカスタムXのNAエンジンは52PS、60N・m。数字で見ると、最大トルクの差が大きい。タントは全長3395mm×全幅1475mmの軽規格ながら、全高1755mmの背高ボディ。人も荷物も積めるぶん、走り出しや坂道、高速の合流ではエンジンの余裕が効いてくる。
街乗りメインだからターボ不要、という考え方ももちろん正しい。近所の買い物、保育園の送迎、駅までの送り迎えが中心なら、カスタムXで不満は少ないはずだ。燃費もわずかに有利で、小回りもきく。価格を抑えてカスタム顔を楽しむなら、かなり賢い選択だ。
ただし、週末に家族4人で出かける、高速道路を使う、坂の多い地域で使うなら話は別。カスタムRSのターボは速さを楽しむためというより、背高軽をラクに走らせるための保険だ。9万3500円差で日々の余裕が手に入るなら、長く乗るほど満足度は高くなる。
結論は、近距離メインで価格と小回り重視ならカスタムX。家族乗車や遠出まで考えるならカスタムRSだ。タントカスタムを“見た目で選ぶ”ならX、“余裕まで含めて選ぶ”ならRS。街乗り中心でも、ちょっといいタントが欲しい人には、ターボのRSがなかなか刺さる1台だ。
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