ホンダ フリードに、ちょっと変わった仕様がある。それがフリード e:HEV AIR BIZ(エアービズ)だ。法人・個人事業主向けのビジネス仕様で、一般的なファミリーミニバンとは少し違う4人乗り。だが中身を見ると、荷物も人もゆったり運びたい人には妙に刺さる。これは仕事グルマだけで片付けるには惜しい存在だ!
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ウワサの法人向けフリードの2列目キャプテンシートがコレ! ほんとに3列目がないぞ!(5枚)画像ギャラリー4人乗りのフリード!? エアービズは“人も荷物も”の仕事仕様だ
フリード e:HEV エアービズの価格はFFが272万2500円、4WDが295万3500円。通常のフリード e:HEV エアー系より装備をビジネス向けに整理した仕様で、乗車定員は4名となる。ポイントは、3列目を持たないこと。6人、7人で乗るためのフリードではなく、4人までの移動と荷物の積載を両立するためのフリードなのだ。
これ、仕事で使うとかなり理にかなっている。営業先へ4人で移動しながら、資料、工具、サンプル品、撮影機材などをしっかり積む。あるいは個人事業主が移動事務所のように使う。普通の商用バンほど無骨ではなく、ミニバンとしての乗り心地や清潔感もある。まさに“ビジネス版フリード”という立ち位置だ。
ボディサイズは全長4310mm、全幅1695mm、全高1755mmの5ナンバーサイズ。狭い道や駐車場で扱いやすく、最小回転半径も5.2m。仕事先のコインパーキングや住宅街にも入りやすい。この扱いやすさこそ、フリードの強みである。
仕事用だけでは惜しい! シンプルで道具感あるe:HEVだ
装備面も意外と抜かりない。2列目は両側アームレスト付きのキャプテンシートで、両側パワースライドドアも標準。Honda SENSINGには衝突軽減ブレーキ、渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール、車線維持支援システム、トラフィックジャムアシストなどを備える。仕事で距離を走る人ほど、運転支援のありがたみは大きい。
一方で、Honda CONNECTは搭載されない。純正ナビゲーションの適用もなく、8インチディスプレイオーディオを組み合わせる考え方だ。ここは割り切りポイント。ただ、スマホの地図アプリを使う人なら、むしろこれで十分という人もいるだろう。
荷室も注目だ。FF車の荷室高は1320mm、荷室幅は920mm、荷室長は1255mm。低床設計で重い荷物を積み下ろししやすいのもいい。燃費はFFでWLTCモード26.0km/L、4WDで21.6km/L。e:HEVらしく、移動コストを抑えやすいのも仕事グルマとして強い。
結論として、フリード e:HEV エアービズは、家族みんなで3列使う人のクルマではない。だが、4人までで乗り、荷物をたっぷり積み、燃費も快適性も欲しい人にはかなり魅力的だ。法人・個人事業主向けというだけで見逃すのはもったいない。これは“働くフリード”であり、同時に道具として妙に欲しくなるフリードなのだ。
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