R34を最後に直6エンジンと決別した日産 スカイライン。「直6じゃないスカイラインなんて……」と最初は誰もが思ったが、味わってみると悪くない!? 最初のV6スカイラインであるV35からV36、そして現行型であるV37までを振り返る。
※本稿は2026年5月のものです
文:大音安弘(車両解説)、ベストカー編集部/写真:日産、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年6月26日号
11代目日産 スカイライン(V35型・2001年登場)
スカG史上最大の転換期が、2001年登場の11代目だ。今後のスカイラインの先行開発として進行していた、FMプラットフォームのコンセプトカー「XVL」を11代目として正式に開発スタート。
最大の特徴はフロントミドシップのV6エンジンによる優れた前後重量配分。さらに新設計の前後マルチリンクサス、乗り心地を改善するリップルコントロールショックアブソーバー、エクストロイドCVTなど新たな技術も積極的に取り入れた。否定的な声も少なくなかったが、実に革新的なクルマであった。
●11代目V35型スカイライン(スペック、価格はクーペ350GTプレミアムのもの)
・ボディ形状:2ドアクーペ、4ドアセダン
・ボディサイズ:全長4640×全幅1815×全高1395mm、WB2850mm
・エンジンの種類:V6 3.5L NA、V6 3.0L NA、V6 2.5L NA
・最強グレードのエンジンスペック:280ps/37.0kgm(3.5NA)
・サスペンション形式(F/R):マルチリンク/マルチリンク
・搭載された新技術:フロントミドシップレイアウト エクストロイドCVT 新型マルチリンクサスペンション
・当時の新車価格:356万円(6MT)
12代目日産 スカイライン(V36型・2006年登場)
2006年登場の12代目は、デザインや走りの両面で、スカGらしいスポーティさの向上が図られた。
プラットフォームを新世代FR-Lに進化させ、エンジンも新開発の2.5Lと3.5L・V6に換装。後に3.5Lが3.7Lに変更された。新機能では日産初のHDDカーナビを採用したモデルでもある。
さらに2007年にクーペが、2009年にはシリーズ初のSUV「スカイラインクロスオーバー」が投入。後者では、優雅なデザインのためにホイールベースの50mm短縮や、ハッチバック化のボディ剛性低下を最小限とするなどこだわり満載。新たなスカG像が模索された。
●12代目V36型スカイライン(スペック、価格はセダン350GTタイプSPのもの)
・ボディ形状:2ドアクーペ、4ドアセダン、クロスオーバーSUV
・ボディサイズ:全長4755×全幅1770×全高1450mm、WB2850mm
・エンジンの種類:V6 3.7L NA、V6 3.5L NA、V6 2.5L NA
・最強グレードのエンジンスペック:330ps/36.8kgm(3.7NA)
・サスペンション形式(F/R):ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
・搭載された新技術:FR-Lプラットフォーム VQ35HR/VQ25HR(新V6エンジン) フロントダブルウィッシュボーンサスペンション
・当時の新車価格:308万1000円(5AT)

















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