三菱アウトランダーPHEVをアルピニスト野口健が推す理由とは? 

三菱アウトランダーPHEVをアルピニスト野口健が推す理由とは? 

 アルピニスト野口健氏といえば、登山家(当時の七大陸最高峰登頂最年少記録樹立者)の一面に加えて、エベレストや富士山のゴミ拾いなど環境問題への取り組みや、

 被災地に多くのテントを持ち込んでテント村を開設するなど、社会活動にも熱心なことでも知られている。

 そんな野口氏が三菱自動車のアンバサダーに就任。アウトランダーPHEVの納車式があるという。

 詳しく話を聞いてみれば、なるほど確かに……と思わず唸る話がたくさん聞けたので、ぜひご紹介したい。

文&写真 ベストカーWeb編集部


■熊本地震でテントを大量支援、その時に実感したこと

 「(2016年4月に熊本で発生した)あの震災の時に、テント村を作ったんです。あの時は益城町にすぐ避難所もできたんですけど、避難所ってプライバシーがないんですよね。

 でもテントなら家族ごとに寝泊まりができる。もちろん災害対応・復興支援の仕方や考え方っていろいろあるんですが、そこで大量のテントを持ち込んで張ったら、被災者の皆さんにすごく好評で、約600名の枠がすぐに埋まってしまいました。

 あの時は、本部テントにだけ長い電線を引っ張ってきて、辛うじて電気が通っていましたが、もしあの頃に三菱さんと組んでいれば、

 この車(アウトランダーPHEV)を2~3台借りられていて、本部テントだけでなく各テントにも電源が入って……と考えたんですね。それで、“あ、でもそれ、今からでも遅くないな”と」

 日焼けした爽やかな笑顔でそう語ってくれたのは、アルピニストの野口健氏。テレビでお馴染みの快活な口調で、しっかりと信念も感じられた。

「避難所も大切だけど、プライバシーがない。車中泊ばかりだとエコノミー症候群が心配。その点、テントを張れば安心度は高い。アウトランダーPHEVはそのテントに電源を供給できる」と野口氏
「避難所も大切だけど、プライバシーがない。車中泊ばかりだとエコノミー症候群が心配。その点、テントを張れば安心度は高い。アウトランダーPHEVはそのテントに電源を供給できる」と野口氏

 「熊本地震の時は各テントにランタンを配って、もちろんランタンも雰囲気があっていいんですが、やっぱり暗い。暑くてもクーラーは使えないし、冷蔵庫もない。

 でもアウトランダーPHEVがテント村に2〜3台あれば、テントに電灯が付けられます。クーラーだって冷蔵庫だって、電子レンジで熱々のお弁当を温められるし、スマホが充電できる。これってすごいことですよ」

 災害対応時、電源があることがいかに重要かを語る野口氏の口調は切実で、「現場」を知っているからこその説得力がある。

熊本地震合同支援チームテントプロジェクトによる益城町テント村の様子(
熊本地震合同支援チームテントプロジェクトによる益城町テント村の様子(

 「これまでいくつかの自動車メーカーさんと仕事で組ませていただいたんですが、三菱さんとはピッタリだと思っています。僕は母親がエジプト人で、子供の頃エジプトのカイロですごしました。

 向こうでは三菱自動車はすごく尊敬されているんですよ。パリ・ダカールラリーが盛んでしたから。そういうところでも縁を感じています」

と野口氏。

 「乗ってみたら、走行性能がいいんですよ。EV走行が気持ちいい。ギアのショックがないのでスーッと走るところが気に入りました」

とのこと。

 「納車されたアウトランダーPHEVに乗って、どこに行きたいですか」という記者からの質問には、「山ですね。毎週行ってるんで。せっかくPHEVなので、夜、タブレットを繋いで映画を見たいです」と答えてくれた。

次ページは : ■納車式には三菱自動車の益子修社長も出席

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