いすゞ乗用車が帰ってきた!? 日本初上陸「D-MAX」という新たな選択肢

いすゞ乗用車が帰ってきた!? 日本初上陸「D-MAX」という新たな選択肢

 7月1日、日本上陸を果たした「いすゞ D-MAX」。タイからやってきたこのピックアップトラックだが、その架け橋となったのが、東京都府中市のとある企業だ。今回は、日本にやってきた記念すべき第1号車をメディア初取材。試乗を通して発見した、その実力や秘めたる可能性に迫る!

文/写真:ベストカー編集部

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都会の街並みにも溶け込むデザイン

 「ジェミニ」や「ピアッツァ」など、今なお語り継がれる名車を生み出してきた「いすゞ自動車」。2002年に国内の乗用車市場から撤退したが、海外ではSUVやピックアップトラックを中心に、多彩なモデルを現在も生産・販売し、高い支持を集めている。

 今回、そんな同社の大人気ピックアップトラック、D-MAXの輸入販売を手掛けるのが、半導体やソフトウェア開発など、高度なエンジニアリング事業を展開する「アドバンスデザインテクノロジー株式会社」だ。

 輸入事業の立ち上げを担った担当者は、現地視察でD-MAXと出会い、その完成度に一目惚れ。日本への導入を決断したという。いざ実車を前にすると、その英断にも納得がいく。

 心臓部に収まるのは、最高出力190ps、最大トルク45.8kgmを発生する3L直列4気筒ディーゼルターボ。低回転から分厚いトルクを発揮し、約2トンの巨体を軽々と押し出していく。

 駆動方式は、ダイヤル操作で2WD、4WD、4Lへと瞬時に切り替えが可能。街中や高速道路では扱いやすく快適な走りを見せ、ひとたび荒れた路面へ足を踏み入れれば、本格四輪駆動ならではの高い走破性を見せる。

上質なインテリアが紡ぐ極上空間

 タイ仕様車であるため、もちろん右ハンドル。ウインカーなどの灯火類は右レバー、ワイパーは左レバーで操作するレイアウトも日本車と共通で、初めて乗り込んでも違和感なく扱える。ささやかなことではあるが、この”いつもどおり”の操作感は、日本で運転するうえで確かな安心材料になる。

 さらに印象的だったのが、インテリアの完成度だ。力強いエクステリアやタフな走りから受ける印象とは対照的に、室内は驚くほど上質な空間に仕上がっている。レザーシートは適度なホールド性と快適な座り心地を両立し、ドアトリムをはじめとする各部の質感も高い。

 収納スペースなどのユーティリティも非常に充実しており、日常使いへの配慮も抜かりない。気づけば、「1ナンバーのピックアップトラックに乗っている」という感覚はどこかへ消え、そこに残るのは、長距離移動も苦にならない快適で上質な室内空間だった。

豪胆な走りを公道初披露!!

 全高1810mmという堂々たるボディは、カローラやマツダ2を見下ろすほどの高いアイポイントを確保。一方で、車両周囲を映し出すカメラや先進運転支援システム(ADAS)が死角の不安を軽減し、大柄なボディでも安心してハンドルを握ることが可能だ。最小回転半径は6.1mと、このクラスとしては取り回しも良好で、狭い路地でも臆することなくステアリングを切ることができた。

 荷台の開閉は女性や小柄な人にはやや重く感じられるかもしれないが、その積載性能は圧巻。最大積載量はハイラックスの500kgを上回る700kgを誇る。

 国内で選べる大型ピックアップトラックはハイラックスやトライトンなどごくわずか。そのなかで、20年ぶりに日本へやってきたD-MAXは、人と被りにくい個性と高い実用性を兼ね備えた一台だ。新たな選択肢として、日本のピックアップ市場に新風を吹き込む存在となるかもしれない!

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