2026年7月の商品改良で、CX-30は1.8Lディーゼルを廃止し、新たに2.5Lガソリンのマイルドハイブリッドを投入した。好燃費と太いトルクを誇ったディーゼルの穴は埋められるのか。スペックと仕組みから、e-SKYACTIV G 2.5ならではの魅力を探ってみよう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】CX-30のシックでかっこよすぎな白系内装がコレ!!(14枚)画像ギャラリー排気量の余裕とモーターアシストが効く!

e-SKYACTIV G 2.5は、2.5L直列4気筒自然吸気エンジンにM ハイブリッドを組み合わせる。最高出力179ps、最大トルク238Nmで、2Lの156ps/199Nmに対して23ps、39Nm上回る。ターボに頼らず排気量の余裕で力を生み出すため、アクセル操作に対する反応が自然で、高速道路への合流や追い越しでも頼もしそうだ。
M ハイブリッドは、減速時のエネルギーをISGで電力に変えてリチウムイオン電池へ蓄え、発進や加速時にモーターでエンジンをアシストする仕組み。モーター自体は5kW(6.8ps)/48.5Nmで、モーターだけでグイグイ走るストロングハイブリッドとは役割が違う。発進時のもたつきを抑え、アイドリングストップからの再始動を滑らかにする、いわば黒子だ。
旧1.8Lディーゼルは130psながら270Nmを1600~2600rpmで発生した。出足の力強さでは依然としてディーゼルが上だが、2.5Lは最高出力が49ps高く、高速域まで軽快に伸びる。ガソリンらしい静かさと回転フィールも大きな武器となる。
燃費よりも走りと上質さで選ぶ2.5L
弱点は燃費だ。WLTCモード燃費はFFが15.5km/L、4WDが14.5km/L。旧ディーゼルのFF 20.2km/L、4WD 19.2km/Lには届かず、軽油の安さまで考えれば経済性の差は小さくない。マイルドハイブリッドだから燃費最優先、というエンジンではないのだ。
2.5L車は上級仕様の25Lと25エアーエディション(25 Air Edition)に設定され、価格はFFの25Lが341万円、25エアーエディションが352万円から。4WDも選択でき、前席シートベンチレーションや360°ビュー・モニター(シースルービュー)を標準装備するなど、走りだけでなく快適性も充実する。
長距離燃費と低回転トルクを重視するなら、ディーゼル廃止はやはり痛い。しかし静粛性、伸びやかな加速、4WD、上級装備をまとめて欲しい人には、2.5Lマイルドハイブリッドが新たな本命になる。燃費スペシャルではなく、CX-30をひとクラス上質に走らせるための新エンジンなのだ。
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