新車購入の定番となりつつある「残価設定ローン」。最近ではスマートフォンの購入方法としてもおなじみだが、すべてのクルマに適した購入方法というわけではない。残価設定ローンはどのようなクルマに向いているのだろうか!?
※本稿は2026年7月のものです
文:渡辺陽一郎/写真:ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2026年8月10日号
残クレで買うのに適したクルマとは?
残価設定ローンは、契約時に数年後の残価(残存価値)を設定して、残価を除いた金額を分割返済するローンだ。残価は支払わないから、返済期間を終えても車両は自分の所有にならない。
最終的に残価を支払って買い取ることも可能だが、多くのユーザーは、車両を返却して再び新車で残価設定ローンを組む。
そうなると残価率(新車価格に占める残価の割合)が高い車種ほど、月々の返済額を抑えられる。
例えばヤリスクロスハイブリッドZの価格は、ヤリスの同グレードに比べて32万2300円高いが、首都圏の販売会社で3年契約の残価設定ローンを均等払いで利用すると、月々の返済額はヤリスクロスが安い。3年後の残価率がヤリスは41%だが、ヤリスクロスは51%に達するためだ。
特にミドルサイズ以上のSUVが有利で、ハイラックスの3年後の残価率は68%だ。ランドクルーザーシリーズは、300が67%、250は66%、FJは65%になる。ジムニーノマドは64%で、RAV4やエクストレイルは63%だ。3年後の残価率が60%以上の車種は、残価設定ローンを利用するメリットが大きい。
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