2026年6月、ついに日本市場に登場した2代目日産 キックス。第3世代e-POWERと電動4輪制御技術「e-4ORCE」で武装するコンパクトSUVだ。日産再建計画のキーとなりそうな新型キックス、いったいどんな魅力を秘めているのか?
※本稿は2026年6月のものです
文:ベストカー編集部/写真:日産
初出:『ベストカー』2026年7月26日号
北米発表からおよそ1年……ついに日本登場
新型エルグランドの予約受注開始も出足好調と、ブランド復興への道を力強く進む日産。その日産から2026年6月17日、コンパクトSUV・キックスの2代目モデルが登場した。
初代がブラジル発表から国内導入まで4年のブランクがあったのに対し、2代目は北米発表から日本導入まで約1年。エスピノーサ新体制の、スピード感を重視した経営戦略の効果が強く感じられる。
搭載パワーユニットは、モーター、発電機、インバーター、減速機、増速機の5つを一体化した5-in-1電動ユニットに、1.4Lの発電特化型エンジンを組み合わせた第3世代e-POWER。
駆動方式は2WDと4WDが用意され、4WDはモーターとブレーキの統合制御により、気持ちのよい走りと乗り心地を両立させる日産自慢の電動4輪制御技術「e-4ORCE」を採用。キックスとしては初採用となるSNOWモードも設定され、道を選ばない走りが堪能できる。
燃費向上でカタログ値でもライバルと戦えるように!
4グレードが用意されるが、メインはX、X+(プラス)、Gの3グレード。最廉価のXシンプルパッケージは300万円を切る価格が魅力だが、販売店によればメーカーオプションに制限があり、納期も長くなるので積極的にお薦めできない、とのことだった。
晴れてデビューとなった2代目キックス。ライバルは、やはりヴェゼルおよびカローラクロスといったところになるだろう。
燃費は先代比で約11%改善され、ヴェゼルを超えるとも言われており、「e-POWERは燃費が……」というこれまでの不満も、新型には当てはまらない。
プロパイロットの全車標準装備のほか、新たにフロントワイドビュー、インビジブルフードビュー、3Dビュー機能が搭載されたインテリジェントアラウンドビューモニターの採用など、先進安全装備もさらに充実した2代目新型キックス。
新型エルグランドに目が行きがちだが、日産復権には、こういった量販価格帯のモデルこそ大事。新型キックスは、必ずやその期待に応えてくれるだろう。
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