通常はクラス別にさみだれ式に発表されることの多いトラック搭載クレーンですが、小型・中型・大型の各機種を揃い踏みで発表するというのだから、なかなか力が入ったモデルチェンジです。
赤いクレーンで知られる古河ユニックのユニッククレーンに新型「G-FORCE(ジー・フォース)」が登場しました。
文/トラックマガジン「フルロード」編集部、写真・イラスト/古河ユニック
ユニッククレーン「G-FORCE」が新型に
2026年7月31日より古河ユニックのトラック搭載型クレーン「ユニッククレーン新型 G-FORCE(2026年モデル)」が発売された。
従来は一部仕様に限定していた高機能制御「新・フック平行モード」と「新・対地平行モード」を標準装備したほか、全機種において、クレーン作業時のつり荷の動きを把握しやすくし、操作性と作業効率の向上を図ったことが大きな特徴になっている。
あわせて、新オプションとして「自動水平アウトリガ」を設定。これは縦アウトリガを自動で張り出し、車両を水平に調整することで、クレーン作業に必ず必要なアウトリガ設置作業の効率化と安全性向上に寄与するものだ。
このほか、高機能制御オプションとして「直交動作モード」と「記憶動作モード」を追加。ハイアウトリガ仕様では、アウトリガを遠隔操作できる「アウトリガラジコン」を標準装備した。さらに三色灯のLED化やブームステッカデザインの変更により、視認性とデザイン性も高めている。
新型 G-FORCE の特徴
高機能制御を全機種で標準化
従来は一部仕様に限定していた高機能制御の「新・フック平行モード」「新・対地平行モード」を、全機種に標準装備。これにより、クレーン操作時の作業姿勢やつり荷の動きを把握しやすくし、作業効率と操作性の向上を図っている。
新・フック平行モードは、ブームの伸縮操作にフックが連動し、ブームトップとフックの間隔を意識することなく、高所への荷上げ作業などを円滑に行なえるもの。クレーン操縦者の負担軽減にも貢献する。
新・対地平行モードは、ブームの伸縮操作に加え、起伏操作時にもフックの動きを連動させることで、つり荷の高さをほぼ一定に保つ機能である。重量物の据え付け作業などにおいて、衝突や破損リスクの低減に貢献する。
新オプション「自動水平アウトリガ」を設定
新オプションとして「自動水平アウトリガ」を設定した。ワンアクションで車両の前輪が軽く接地する適正な張出状態となるよう、水平を調整しながら縦アウトリガを自動で張り出すもので、作業終了時の格納もワンアクションで行なえるため、設置から撤収までの作業時間短縮に貢献する。
高機能制御オプションを拡充
高機能制御オプションとして、「直交動作モード」と「記憶動作モード」を追加した。これは作業内容や現場条件に応じた操作を支援し、より直感的で効率的なクレーン作業を可能にする機能である。
直交動作モードは、天井クレーンのような直線的な動きで荷を移動でき、狭小な現場での作業にも有効である。記憶動作モードは、フックの位置やクレーンの動きを記憶し、繰り返し作業の効率化に寄与する。
ハイアウトリガ仕様の利便性を向上
建設機械の搬送などで有用なハイアウトリガ仕様では、手元のラジコンでアウトリガを個別に遠隔操作できる「アウトリガラジコン」と、ハイアウトリガを同時に伸縮できる操作スイッチ(助手席側)を標準装備した。これにより、作業状況に応じた操作性を高め、利便性の向上に貢献する。
視認性・デザイン性を向上
ブームステッカは、「安心」と「便利」を高める機能向上をドット柄で表現したデザインへ刷新。また、三色灯のLEDにより、視認性および省電力性の向上を図っている。








