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【最高峰フルフェイスヘルメット比較】MotoGPライダーも使用する最新性能! どれがオススメ?

配信元:WEBIKE
【最高峰フルフェイスヘルメット比較】MotoGPライダーも使用する最新性能! どれがオススメ?

 国内3大ヘルメットメーカーを中心にハイエンドフルフェイスを一挙紹介。各モデルの特色とインプレを織り交ぜつつ、お気に入りのモデルを探し出そう!

文/沼尾宏明

全てが最先端のレース系、その技術を還元したストリート系も併せて紹介

 各メーカーの技術を結集した最高峰フルフェイスは、軽さをはじめ、空力性能、高効率ベンチレーション、フィット感など、スポーツ走行に必要な性能を高レベルで備えているのが特徴。モトGPなどのレースでも活躍しています。

 2026年は、その技術をフィードバックしたストリート系の最高峰モデルに新作が相次いでいます。こちらも併せて紹介しましょう。

 
 
 

【アライ・RX-7X FIM Racing #2】大型スポイラーやシンプルなダクトで実戦に対応

 国産ヘルメットメーカーの代表格であるアライヘルメットの最高峰レーシングモデルは「RX-7X FIM Racing #2」。RX-7Xに大型スポイラーを装着したモデルで、MotoGPなどのトップカテゴリーでも使用されています。安全性をはじめ、換気性能などの快適性も同社トップモデルとなります。

 特徴は、アライが提唱する丸く滑らかなR75シェイプ。2軸構造のシールドシステム「VAS」によりシールドベースの位置を下げ、最も衝撃を受けやすい側頭部の丸く滑らかな面積を増やしており、転倒時の「かわす性能」が高められています。



「RX-7X FIM Racing #2」(アライヘルメット)。超高速域での整流効果を高めるリヤディフューザーを標準装備。アライ認定販売店での限定販売となる。曇りを低減するピンロックシートは別売(3080円)。

●価格:8万1400円
●サイズ:54cm、55-56cm、57-58cm、59-60cm、61-62cm
●規格:JIS、MFJ、FRHPhe-02
●メーカーサイト:https://www.arai.co.jp/jpn/fullface/r7x_top.html

 通常のRX-7Xも空力性能は抜群ですが、本モデルは超高速域での安定感が一段とアップしています。手に持つとやや重く感じるかもしれませんが、圧倒的に軽い着用感が印象的です。

 ベースであるRX-7Xとの違いはスポイラーのほかに規格と一部のベンチレーション。通常のRX-7Xがスネル規格を採用するのに対し、MotoGPをはじめとした国際格式レースに参戦できるFIM新規格=FRHPhe-02を取得しています。

 また、センターダクトをシンプルなタイプに変更し、レースでの操作性に配慮。通常のRX-7Xはグローブをはめたままでも吸気量を3段階に細かく調整できるので、FIM規格が要らず、快適性を求めるなら通常のRX-7Xがオススメです。

 カラーも白と黒のみなので、有名ライダーのレプリカがラインナップされているRX-7Xを購入し、スポイラーを後付けするのもアリでしょう。



ベースのRX-7X(7万4800円~)にオプションの「レーシング・スポイラー」(4620円/5775円)を装着すれば同等の空力性能が得られます。



RX-7Xでは、MotoGPで気を吐く小椋藍をはじめ、中須賀克行、J・レイなどのレプリカカラーが選べます。

 

公道向けに最適化、一段と軽量化も果たした「X-SNC」

 「X-SNC」は、ストリート版RX-7Xとして、9月上旬から発売される公道向けのハイエンドモデル。RX-7Xで培った技術を活かしながら、ストリートユースに最適化した新作です。

帽体はRX-7Xと同じ「PB-SNC²」構造を基盤としつつ


新配合素材などを投入し、
高い剛性を維持しながらRX-7Xから約100gの軽量化を達成しています。トップダクトも新設計で、80km/h走行時にアップライトなポジションではRX-7Xから約5倍もの空気流入量を実現しています。



「X-SNC」は帽体、内装、ダクトが新設計。ネイキッドやストリートファイターに適した設計です。

●価格:6万9300円
●サイズ:54cm、55-56cm、57-58cm、59-60cm、61-62cm
●規格:スネル、JIS

 
 

【SHOEI・X-Fifteen 02】圧巻の空力性能をキープしつつ、耐衝撃性能を強化

 国産ヘルメットの雄であり、プレミアムヘルメットメーカーとして世界的に高い人気を誇るSHOEI。最高峰レーシングモデルは「X-Fifteen 02」です。2026年6月に発売されたばかりで、こちらも既存のトップエンドであるX-Fifteenをベースに、FIM新規格=FRHPhe-02を取得したモデルとなります。

 X-Fifteenとの違いは安全性能。シールドロックおよびシールドロックノブの形状&材質を改良し、落下衝撃時の耐衝撃性能を大幅に強化しました。さらに、耐回転衝撃性能の新たな規格に対応するため、リアエアスポイラーやリアサイドダクトの形状が若干変更されています。



「X-Fifteen 02」(SHOEI)。サイドのスポイラーやシールドの突起(ボーテックスジェネレーター)など最新のエアロフォルムを採用。さらにセンターパッドの調整機能、ハイドレーション装着機構などの便利機能が満載です。防曇シート(SHOEI DRYLENS)は同梱。

●価格8万2500円 ※2026年10月1日から8万8000円に変更
●サイズ:XS、 S、 M、 L、 XL、XXL
●規格:JIS、MFJ、FRHPhe-02
●メーカーサイト:https://www.shoei.com/products/helmet/fullface/x-fifteen_02/

 X-Fifteen 02の自慢は最上級レベルの空力性能です。直進安定性が抜群で、浮き上がりや押し戻される感覚が抑えられています。また、アイポートの位置が上方に広く、前傾ライポジで首がラクなのもポイント。モトGPライダーのマルク・マルケスらが開発に参加しているだけに、とにかく実戦的です。

 なおベースのX-Fifteenは、帽体やベンチレーションが同じで、空力性能も同等です。またX-Fifteen 02は、アライのRX-7X FIM Racing #2と同様にカラバリが白と黒しかないので、色を選びたい人はカラバリが豊富なX-Fifteenを選びましょう。



ベースモデルの「X-Fifteen」。ソリッドカラーは7万9200円(2026年10月1日から8万4700円)。写真はマルケスカラーの「MARQUEZ9」(11万5500円)で、W・ガードナー、E・ローソン、加藤大治郎などレプリカが豊富。



カーボンモデル「X-Fifteen Carbon」も一部店舗で限定発売(19万8000円)。軽さはもとより、カーボン繊維が美しく見える配置を追求した逸品です。


換気性能は前作の約2倍! 「Z-9」がまもなく登場

 SHOEIから最新のハイエンドストリートモデル「Z-9」が9月頃登場します。高い人気を誇ったZ-8の後継で、帽体やベンチレーションを全面刷新しました。

 驚きなのは換気性能。従来4か所あったエアインテークをセンターに集約し、走行風の流入量が約1.9倍に増大。アゴ部分のエアインテークは流入量が約1.4倍となっています。

 また、走行風によってヘルメットが浮き上がろうとする力が従来比で13%減、前方から押し付けられる力が3%減。Z-8も換気性能と空力性能が素晴らしかったのですが、Z-9ではそれ以上なのです。



「Z-9」は、軽量コンパクトなZ-8の美点を継承しつつ、ベンチレーション効果と空力性能を一段とアップ。なお、Z-9シリーズからP.F.S(サイズ診断/内装調整)込みの価格となります。

●価格:7万1500円~ ※P.F.S料金込み
●サイズ:XS、 S、 M、 L、 XL、XXL、XXXL、XXXXL
●規格:JIS
●メーカーサイト:https://www.shoei.com/products/helmet/fullface/z-9/

【Kabuto・F-17 Mips】空力、換気、軽さのトータル性能に優れた本格派

 品質と性能のバランスに優れたモデルを揃え、第三の国産ヘルメットメーカーとして人気を集めるKabuto。最高峰のレーシングフルフェイスは「F-17 Mips」です。MFJ公認のレース系モデル「F-17」をベースに、回転運動が脳に伝わるのを防ぐMips safety systemを採用し、FIM規格のFRHPhe-02を取得しています。



「F-17 Mips JOAN MIR-2」(Kabuto)は、MotoGPライダー、ジョアン・ミルのレプリカモデル。ニューカラーで2026年夏頃発売予定。2025年シーズンのカラーも併売。

●価格:7万3700円
●サイズ:XS、 S、 M、 L、 XL、XXL
●規格:JIS、MFJ、FRHPhe-02
●メーカーサイト:https://www.ogkkabuto.co.jp/motorcycle/products/fullface/f17_mips/f-17_mips_joan_mir-2.html

 ただし、このモデルは残念ながら「FIMが公認する世界選手権格式のロードレース競技会へ出場が決定している方」のみ販売される完全受注品。一般ライダーは入手不可となります。

 一方、ベースモデルの「F-17」は誰でも購入できるので、世界選手権に参戦予定がない方はF-17を購入しましょう(笑)。



ベースの「F-17」はMipsを除いて同等の性能を有するレーシングモデル。帽体は前面投影面積を極限まで絞り込み、同社独自のエアロデバイスを融合。抜群の空力性能が魅力です。

●価格:6万3800円
●サイズ:XS、 S、 M、 L、 XL、XXL
●規格:JIS、MFJ
●メーカーサイト:https://www.ogkkabuto.co.jp/motorcycle/products/fullface/f17/f17.html

 F-17は、Kabuto独自の最新空力技術を採用した「ウェイクスタビライザー」や、浮き上がりを抑える「クレストスポイラー」を搭載。コーナリング中でも効率よく走行風を導入するサイドベンチレーションなど、空力も換気性能もトップクラスの実力を誇ります。

 着用感の軽さは、アライ、SHOEIの最高峰モデルを上回るほど。使い捨てフィルムが取り付けできるポスト付きシールドやピンロックシートのほか、珍しいことにガラスコーティング剤まで付属します。


ジェットヘルメットより軽い、公道向けの「AEROBLADE-6」

 Kabutoのストリート向けトップモデルは「AEROBLADE-6」。軽量コンパクトさと空力性能が自慢。前後に長い帽体形状や、安定感に貢献するウェイクスタビライザーは健在で、空力性能や静けさが魅力です。

 紫外線(UV)と赤外線(IR)を大幅にカットして涼しいUV&IRカットシールドも他にはないアイテムです。



「AEROBLADE-6」(4万7300円~)は公道スポーツ向けのフルフェイス。ジェットヘルメットを下回る軽さ、抜群の高速安定性が光ります。


百花繚乱、日本で買える主要海外ブランドのトップレーシングモデル

 駆け足になりますが、海外ヘルメットメーカーの最高峰レーシングモデルも紹介しましょう。ここでは、国内の規格をクリアし、アジア人向けの内装を採用した正規代理店モデルを厳選しました。なお、海外ではFIMのFRHP he-02規格を取得していますが、日本正規取扱モデルは多くが未承認なのでご注意ください。

【HJC RPHA 1N V2 CARBON】カーボン帽体で軽い!

 HJCは韓国発祥のメーカーで、グローバルな人気を有するブランドです。最高峰の「RPHA 1N V2 CARBON」は、世界トップクラスのライダーからのフィードバックを基に開発され、MotoGPやスーパーバイク選手権で実際に使用されているモデル。巨大なスポイラーを備えたエアロフォルムのRPHA 12を、カーボンシェルでさらに軽量化しています。



「RPHA 1N V2 CARBON」(HJC)。写真はヤマハのファビオ・クアルタラロが2025年のMotoGPカタルーニャGPで着用した特別グラフィックを再現した「ファンキーディアブロ」です(価格11万9900円)。https://www.hjchelmets.jp/products/full-face-helmet


【KYT・KX-1RACE GP】巨大なスポイラーと軽さが魅力

 インドネシアに本拠、イタリアに研究開発および設計施設を持つKYTは、高い性能とデザイン性が魅力。「KX-1RACE GP」が最高峰モデルで、MotoGPではレッドブルKTMテック3のエネア・バスティアニーニらが着用しています。

 3年以上にわたる風洞実験やトラックテストを経て空力性能を最適化。さらにケブラー、カーボン、グラスファイバーを組み合わせた帽体で耐衝撃性と軽量化を両立しています。



「KX-1RACE GP」(KYT)。外観も被り心地もまさにレーシー。各部の質感も抜群です。写真は2024年MotoGPのバスティニアーニレプリカ(14万3000円。スポンサーロゴなしは13万2000円)。https://kytjapan.com/product/kx-1-race-gp


【NOLAN・X-804RS ULTRA CARBON】実戦向けのアイテムを標準装備

 NOLANは、イタリア発のヘルメットメーカー。ヨーロッパで高い人気を誇り、レース系から街乗りモデルまで、多彩なヘルメットをリリースしています。

 最高峰モデルは「X-804RS ULTRA CARBON」。カーボンやアラミド繊維を採用した軽量な帽体に、大型のリヤスポイラー、高次元のベンチレーションを融合しています。イタリアンブランドらしいデザインも魅力的です。



「X-804RS ULTRA CARBON」。口元サイドダクトなどの豊富なベンチレーション、キャメルバッグ用ホース対応などレース向けの装備も充実しています。写真は「IANNONE/368」(14万800円)。https://www.nolan.jp/products/x804rs_carbon/


【AGV・Pista GP RR】ロッシレプリカも選べる!

 AGVは1947年にイタリアで創業された老舗ブランド。モータースポーツ界でも長い歴史と実績を持ち、MotoGPのレジェンドであるバレンティーノ・ロッシが長年愛用していたことでも有名です。

 最上位の「Pista GP RR」は、マルコ・ベッツェッキら3名の現役MotoGPイタリアンライダーが着用しているモデル。100%カーボンファイバー製の帽体に、軽量&耐久性の高い金属製エアベント、安全性の高いシールドシステムなどを採用し、細部まで洗練されたデザインも特徴的です。



「Pista GP RR」。写真の「GV JIST MPLK Asian Fit 043-SOLELUNA 2025」(34万7600円)は、FIA世界耐久選手権でロッシが実際に着用したグラフィックをまとった限定モデル。https://agvhelmets.jp/category/helmet


【LS2・THUNDER C GP】カーボン帽体ながら価格は控えめ

 スペイン発の「LS2」は、優秀なコスパで世界シェアを拡大しており、プロライダーの支持も増加しているブランド。日本人の頭の形に合わせた衝撃吸収材とインナーを採用したジャパンフィットモデルが好評です。

 レース系のハイエンドモデルは「THUNDER C GP」で、MotoGPライダーのフェルミン・アルデゲルをはじめ、Moto2/3参戦の若手有望株が着用。軽量かつ織り目が美しいワイドウィーブカーボンファイバーを採用し、LS2の持ち味である広い視野角と空力特性を中心に磨きをかけています。海外ブランドながら比較的リーズナブルなのもポイントです。



「THUNDER C GP」。写真は「BLUE CARBON YELLOW」(8万2280円)。オプションのRS-1リアスポイラー(6800円)を装着すれば、より空力性能を向上できます。在庫限りなのでお早めに。https://ls2helmets.jp/products_cat/helmets/

 

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/parts-gears/577545/

【最高峰フルフェイスヘルメット比較】MotoGPライダーも使用する最新性能! どれがオススメ?【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/577545/577588/

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