トヨタ ヤリスとスズキ スイフトは、日本の道で扱いやすい5ナンバーコンパクトの代表格だ。多彩なエンジンと圧倒的なハイブリッド燃費を誇るヤリスか、軽量ボディで運転の楽しさを守るスイフトか。価格帯ごとに比べると、意外な逆転も見えてくる。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】パドルシフトもついてイイ感じのスイッチ配列! まるでコックピットみたいなスイフトの運転席がコレ!!(10枚)画像ギャラリー最安価格はヤリス! ただし200万円以下の燃費はスイフト優勢
最廉価モデルはヤリスXの1.0L・CVT車が169万7300円、スイフトXGの1.2L・CVT車が172万7000円。ヤリスが2万9700円安い。しかしWLTCモード燃費はヤリスの20.2km/Lに対して、スイフトは23.4km/L。安価なガソリン車同士では、燃費のスイフトという結果になる。
サイズはヤリスが全長3950mm×全幅1695mm、スイフトが全長3860mm×全幅1695mm。スイフトは90mm短く、最小回転半径は両車とも4.8mだ。さらにXGの車重は910kgで、ヤリスXの950kgより40kg軽い。最高出力82psの1.2Lエンジンは刺激的ではないが、軽さを生かして街なかをヒラリと走る感覚はスイフトらしい。
ヤリスには1.0L、1.5L、ハイブリッド、6MT、4WD、E-Fourまでそろう。選択肢の多さではヤリスが圧倒的だが、200万円以下でCVT車を選ぶならスイフトXGのバランスも侮れない。
燃費36.0km/Lのヤリスか、920kg・5MTのスイフトか
電動モデル同士では、ヤリス ハイブリッドXが224万9500円、スイフト ハイブリッドMXのCVT車が192万2800円。スイフトが32万6700円安い一方、燃費はヤリスの36.0km/Lに対しスイフトは24.5km/L。年間走行距離が長く、燃料代を徹底して抑えたいならヤリスの本領発揮だ。
ただし両車のハイブリッドは性格が違う。ヤリスはエンジンと高出力モーターを緻密に使い分け、モーターだけの走行も可能。スイフトはISGが加速を補助するマイルドハイブリッドで、主役はあくまでエンジンだ。スイフト ハイブリッドMXのCVT車は940kgと、ヤリス ハイブリッドXより110kg軽い。しかも同価格で車重920kgの5MTも選べる。
結論は、燃費、静かさ、パワーユニットの選択肢を重視するならヤリス。購入価格を抑えつつ、軽さと素直な操縦感を楽しみたいならスイフトだ。数字で選ぶヤリス、感覚で選ぶスイフト。どちらも国産コンパクトの良心だが、運転好きにはスイフトの軽さが強烈に刺さる。
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