水冷249cc単気筒エンジンを搭載する新型ストリートトラッカー「Thunder-FTS250」が登場した。127kgの軽量ボディに6速ミッション、前後ABSを組み合わせ、街乗りからダートまでを狙う個性派250ccだ。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
軽さとスタイルを武器にした「Thunder-FTS250」
Thunder Motorcycles Japanが2026年8月25日、新型ストリートトラッカーモデル「Thunder-FTS250」の予約販売を全国の販売代理店で開始した。
最大のポイントは、249ccの水冷4ストローク単気筒エンジンと、乾燥重量127kgという軽量な車体を組み合わせていることだ。
FTSという名称は「ファッション&フラットトラック・ストリート」に由来する。いわゆる実用一辺倒の250ccではなく、バイクそのものをファッションやライフスタイルの一部として楽しむことを狙ったモデルである。
127kgの軽量ボディに21.5kWの単気筒を搭載
Thunder-FTS250の車体サイズは全長2060mm×全幅820mm×全高1150mm、ホイールベースは1385mm。シート高は820mm、最低地上高は240mmとなっている。
車体にはクロモリフレームとアルミスイングアームを採用。軽量化を重視した結果、乾燥重量は127kgに抑えられた。250ccクラスとしても「軽快さ」を強く意識したスペックといえる。
搭載するのは水冷4サイクル単気筒SOHC 2バルブ、249ccエンジン。電子制御式インジェクションとセルフスターターを備え、最高出力は21.5kW/9500rpm、最大トルクは22.5Nm/7200rpm。トランスミッションは6速リターン式だ。
メーカーは中低速域のトルク性能を重視し、市街地での扱いやすさを狙ったとしている。高速道路を走行できる250ccという排気量も、日常の足からツーリングまで用途を広げやすいポイントだろう。
足元には前後18インチタイヤを装着。サイズはフロント120/80-18、リア130/80-18で、ストリートだけでなく本格的なダート走行も意識した構成となっている。
ブレーキはフロント260mm、リア220mmのディスク式で、前後ともABSを装備。軽量車体と相まって、街中での取り回しや走りの軽快さが期待できる。
一方で、シート高は820mm。重量の軽さは大きな魅力だが、足つきについてはライダーの体格によって印象が変わるため、購入前には実車確認をしておきたいところだ。
カラーはレッドとブラックの2色。マフラーもストリート系ファッションを意識したスタイルとされ、車両単体だけでなく、ライダーの服装や街の風景まで含めて楽しむことを意識している。
Thunder Motorcyclesは、日本のカスタムカルチャーから生まれたモーターサイクルブランド。2021年には自社工場を整備し、設計から組み立てまでを自社で管理できる体制を整えたという。
今回のFTS250も、単なる移動手段ではなく「乗る人のライフスタイルに寄り添う一台」というブランドの考え方を色濃く反映したモデルだ。
メーカー希望小売価格は81万5000円(消費税込み89万6500円)。国内年間販売計画は1000台としている。
250cc、6速、前後18インチ、前後ABS、そして127kg。スペックだけを見ても、一般的な250ccバイクとは少し違った方向性が見えてくる。街中でファッションとして楽しみながら、休日には少し土の上にも踏み込んでみたい――そんなライダーにとって、FTS250は気になる存在になりそうだ。
なお、メーカーでは広報車両の貸し出しも用意している。今後、実車に触れる機会があれば、127kgという軽さが実際の取り回しや走りにどのような違いを生むのか、ぜひ確かめてみたいところである。


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