スズキ エブリイワゴンには、標準ルーフとハイルーフの2種類が用意される。両者の価格差はわずか1万7600円だが、室内高は105mmも違う。車中泊やアウトドアなら迷わずハイルーフにも思えるが、全高が高くなるデメリットもある。使い方別にベストな選択を考えよう。
文/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ステアリングヒーターまで付きます!! ミニバン級の装備が衝撃(5枚)画像ギャラリー室内高1420mm!! 荷物も車中泊もハイルーフが有利
標準ルーフのボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1815mm。ハイルーフは全高が1910mmとなり、外側では95mm高くなる。
室内高は標準ルーフが1315mm、ハイルーフが1420mm。その差は外観以上の105mmだ。室内長2240mm、室内幅1355mmは共通なので、床面の広さは変わらず、頭上空間だけが拡大する。
わずか10.5cmと思うかもしれないが、箱型の室内では効果が大きい。後席に座った際の開放感が増し、車内で上着を脱いだり、着替えたりする動作も楽になる。車中泊では起き上がったときの頭上に余裕が生まれ、長時間過ごした際の圧迫感も小さい。
荷物を高く積めるのも強みだ。ハイルーフは後席を最前端までスライドさせた状態で最大1123Lの荷室容量を確保。キャンプ用品やペット用品など、軽くてかさばる荷物を積む場面では高さが効く。
前席上部の収納も異なる。標準ルーフはオーバーヘッドコンソールだが、ハイルーフには横長のオーバーヘッドシェルフを装備。ティッシュやタオル、薄手の衣類など、すぐに使いたい小物を収納できる。
価格差は小さいが駐車場所の高さに注意
PZターボの2WD車は、標準ルーフが201万9600円、ハイルーフが203万7200円。PZターボスペシャルも209万3300円に対して211万900円だ。2WD、4WD、どのグレードでも差額は1万7600円となる。
しかもハイルーフを選んでも車重は増えず、WLTCモード燃費も同じ15.1km/L。動力性能や安全装備にも差はない。価格と維持費だけで考えれば、広いハイルーフの買い得感はかなり高い。
最大の注意点は全高1910mmという数字だ。高さ制限1850mmや1900mmの駐車場には入れない。標準ルーフも全高1815mmあるため一般的な1550mm制限の機械式駐車場は無理だが、1850mm対応なら収まる可能性がある。自宅ガレージの入口や梁、商業施設の高さ制限は購入前に確認したい。
標準ルーフはルーフ部分が薄く見え、外観もやや引き締まった印象になる。荷物が少なく、買い物や送迎が中心なら標準ルーフで困る場面は少ない。
とはいえ、駐車環境に問題がなければハイルーフがお薦めだ。たった1万7600円で105mmの余裕は後付けできない。車中泊、キャンプ、大きな荷物の積載を一度でも考えているなら、迷わずハイルーフを選びたい。
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