ブレイズの軽キャンピングカーキット「ネクストキャンパー」が、名古屋市のふるさと納税返礼品に採用された。車中泊やアウトドアだけでなく、2000Wインバーターなどを備え、災害時の「移動できる居住空間」としても注目される存在だ。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
【画像ギャラリー】ネクストキャンパーが名古屋市のふるさと納税返礼品に! (10枚)画像ギャラリー軽バンが“移動できる防災拠点”に? ネクストキャンパーの実力
軽キャンピングカーというと、まず思い浮かぶのは車中泊やキャンプ、あるいはペットとの旅行といったレジャー用途だろう。ところが今、その使い道に「防災」という新しい視点が加わっている。
そんななか、ブレイズの「NEXT CAMPER(ネクストキャンパー)」が2026年8月、愛知県名古屋市のふるさと納税返礼品に採用された。発表は8月31日で、9月1日の「防災の日」を目前にしたタイミングというのも興味深い。
ネクストキャンパーは、手持ちの軽バンをキャンピングカー仕様へとカスタマイズするキットである。
対応するのはスズキ「エブリイバン」、ダイハツ「ハイゼットカーゴ」「アトレー」を基本に、トヨタ「ピクシスバン」、日産「クリッパーバン」、スバル「サンバーバン」といったOEM車両にも対応。4ナンバー・ハイルーフ車が対象で、旧型エブリイバンのDA64型、旧型ハイゼットのS331型にも対応する。一方、5ナンバーのアトレーは対象外なので注意したい。
最大のポイントは、単なる「寝床」の追加にとどまらないことだ。
車中泊だけじゃない。2000W電源が防災でも効いてくる
フルフラットのベッドスペースに加え、サブバッテリー、AC100Vコンセント、USBポートなどを装備。さらに2000Wインバーターを備えており、電気を使う機器を車内で利用できる環境を整えている。公式サイトでも、プレミアム、リミテッドグレードには2000Wインバーターや走行充電装置、サブバッテリー、AC100Vコンセント4個などが設定されていることが確認できる。
災害による停電が発生した場合、スマートフォンなどの通信機器を充電できることはもちろん、電源を必要とする機器を使えることは大きな意味を持つ。さらに車内で横になれるスペースがあれば、自宅以外で一時的に過ごす必要が生じた際にも活用できる。
ただし、ここは冷静に考えたい。ネクストキャンパーが「災害時なら何でも解決してくれる」というわけではない。電源容量や使用する機器によって利用可能時間は変わるし、災害の種類や避難場所によっては車中泊そのものが適さないケースもある。あくまで防災手段のひとつとして考えるべきだろう。
一方、普段はキャンプや旅行で使い、非常時には備えとして活用できるという「二刀流」的な考え方は、クルマ好きにとって魅力的だ。
装備面では、日本の職人が製作する家具やベッドマット、180度回転するシンク、1.5mの伸縮式シャワーなども特徴。レジャーでは車外での調理や洗い物などに使えるため、日常と非日常の境目を越えて使える設計となっている。
今回のふるさと納税では、プレミアムキットが参考寄附額310万円、リミテッドキットが270万円、アクティブキットが190万円。なお、車両本体は返礼品に含まれず、対象となるのはキット本体と取り付け費用だ。対応車両の新車・新古車・中古車については、希望すればブレイズ側で手配することもできる。
寄附後は入金確認を経てブレイズから連絡があり、名古屋市中村区の本社へ来社して取り付けなどを相談。その後、納車までは来社日から1~2か月後とされている。
そして今回の採用により、ブレイズのふるさと納税返礼品は7商品に拡大した。電動アシスト自転車や電動バイク、電動キックボードなどに加え、軽キャンピングカーキットが加わったことで、「移動」「レジャー」「防災」を横断するラインナップになった格好だ。
クルマを単なる移動手段ではなく、電源や寝床を備えた生活空間として考える。ネクストキャンパーの今回の返礼品採用は、そんなクルマの新しい価値を考えるきっかけになりそうだ。












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