新型エルグランドのプロパイロット2.0は、高速道路でどこまでドライバーをラクにしてくれるのか? スペックや機能説明だけでは分からない実力を確かめるべく、実際に1000kmのロングドライブへ持ち出して徹底検証! 使い続けたからこそ見えてきた安心感とは? そしてGoogleナビ化によって変わった部分も!? 長距離で浮かび上がったリアルな実力に迫る!
文:GOOD CARLIFE Channel/ゼミッタ・徳田悠眞/写真:ベストカーWeb編集部
【画像ギャラリー】ステアリングに注目! ドライバーモニターのカメラと車線変更スイッチはココ!(9枚)画像ギャラリー1000km走ってわかったハンズオフの実力
新型エルグランドで1000kmロングランに挑み、プロパイロット2.0の性能を試した! そこで判明した事実とは。Googleナビ化による制御変更もあったぞ。
新型エルグランドの一部グレードに設定するプロパイロット2.0。 3D高精度地図による正確な道路情報の把握、複数の衛星電波を用いたセンチメートル単位での自車位置測位などにより、同一車線内でのハンズオフ走行を可能にする。BOSEプレミアムサウンドシステムやヘッドアップディスプレイとセットで73.2万円の高額オプションだが、奮発して付けてみた。
滋賀から袖ヶ浦を目指してドライブ開始。新名神高速道路に乗り、システムを起動するとすぐさまメーター&アンビエントライトがグリーンからブルーに変わってプロパイロット2.0が作動。ハンズオフドライブになった。日産コネクトサービスの専用プランに加入する以外の特別な手続きや操作は不要で使えた。
ハンズオフドライブは慣れないと怖い。特に心配だったのは大型車を追い越す際に誤操作でハンドルが取られないかどうか。ヒヤヒヤしながらいつでも握れる準備をしていたが、1000kmロングランで危うくといった場面は一度もなかった。
追越し支援は優秀だが弱点も見えた
ただし、保土ヶ谷バイパスで渋滞に巻き込まれた際、白線が見えない状況ではハンドルがグラグラと動き始め、しまいには通常のプロパイロットにダウンした。カメラ&ミリ波レーダー&ソナーで周辺状況を監視しているので、最悪のシナリオとはならないだろうが、ハンズオフ時に乱れたステア制御が行われると不安な気持ちになるのも事実である。
制限車速内であれば使用できるうえ、+10km/hまではハンズオフドライブを継続。メーター誤差があるので多少は許容してくれる。前方の遅い車両に追いつくとシステム側で追越しを提案。その後、ステアリングスイッチもしくはウインカーレバーの操作で車線変更アシストが開始され、追越し後は走行車線に戻るために同様の制御が入る。なお、レーンチェンジアシスト時はハンズオンの必要あり。
ドライバーモニターカメラによる運転手のモニタリングが行われるが、真正面を向いた状態でも警告表示されてプロパイロット2.0が切れる場面が多々あった。また、トンネル内ではGPS信号が途切れてしまうので同様のハンズオフ走行不可。このあたりが変わるとプロパイロット2.0の魅力が増す。
便利になった一方で消えた機能も
Googleナビ化で従来と制御が異なる点あり。これまではナビ連動ルート走行支援といって、目的地を設定すれば分岐や出口まで車線変更を支援していたが、その機能は廃止。特定シーンではシステムをオフにするか、オーバーライドでドライバーが操作する必要がある。
なお、目的地設定しなくてもプロパイロット2.0が使えるのはGoogleナビの良いところ……と思っていたが、動画公開後にオーナーからもらったコメントでは従来の日産ナビでも同様だとか。カーブ手前や料金所前では自動的に減速する制御も行われていた。
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