夏祭りや縁日、花火などは眺めているだけでもこれぞ日本の風景ということを感じる。そもそも夏祭りはイベントということよりも「御霊(ごりょう)信仰」や「疫神(えきじん)送り」をその起源としている場合が多く、お盆の時期と重ねて先祖の霊を供養するために行なわれていたそうだ。盆踊りもその1つと考えられている。そんな時期に少し趣の異なる夏祭りにバスを利用して訪れてみたのでレポートする。
文/写真:東出真
編集:古川智規(バスマガジン編集部)
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■近距離高速バス
やってきたのは名古屋駅エリアにある名鉄バスセンターである。本来であれば既に解体工事が始まっていたはずなのだが計画が凍結されてしまったために、未だこのバスセンターも営業中というわけでだ。そしてここの4階が今回乗車するホームである。
高速バスや長距離の夜行バスなどは3階から出発するのだが、4階は近距離の高速バスなどが出発している。両隣は三重県の長島温泉に向かうバス、愛知県の長久手市にある愛・地球博記念公園へ向かうバスで多くの人が行列を作っている。そして筆者のホームにやってきたのは赤いバス、これが岐阜バスの「名古屋関美濃線」高速バスである。
岐阜バスこと岐阜乗合自動車は岐阜市に本社を置くバス事業者で、主に岐阜県内を営業エリアとして運行している。高速バス路線は県内各地のほか、白川郷線で金沢へ、また新宿線ではバスタ新宿までの夜行便も運行している。会社としては2022年7月の名鉄グループのバス事業再編により名鉄グループバスホールディングスの傘下になり子会社となった。
今回乗車するのは「名古屋関美濃線」だ。名鉄バスセンターから岐阜県関市にある中濃庁舎までを約1時間半、平日は1日14往復、土日休日は15.5往復している。また一部便では名古屋市内のバス停を通過する特急便の設定もあるなど積極的なダイヤ設定を行っている。
早速乗車して座席を確保した。近距離路線ということで事前の予約などは必要ない。乗車時に乗務員と予約の確認などを行う必要がないので、すぐにバス車内へ入ることができる。路線バスと同様に整理券を受け取るかICカードをタッチして乗車し、降車時に現金で支払うかICカードをタッチして決済するという流れだ。
座席は4列シートで通路には補助席も設置されている。座席定員制のため座席が埋まってしまうとそれ以上乗車することはできない。ちなみにこの日は休日ということもあり、名鉄バスセンターからは10人ほど、そして栄のオアシス21からも数人の乗車があった。
名古屋高速に入り、高速道路区間を走行する。休日の渋滞にも見舞われたものの、一宮ジャンクションから東海北陸自動車道に入ると車の流れも順調になってきた。以降は降車できるバス停の区間へと入っていき、まずは高速各務原、そのあとは関インターで高速を降りて関市内へと進んでいく。
各バス停で2,3人ずつが降車していき、約15分ほど遅れて関シティターミナルに到着した。ここでほとんどの乗客が降りたようで、筆者もこのバス停で下車した。






