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マニュアルも部品も情報もない!それでも乗りたいMoto Morini 250 2C

配信元:WEBIKE
マニュアルも部品も情報もない!それでも乗りたいMoto Morini 250 2C

 イタリアンバイクらしい個性的なスタイルと、細身のフレームが魅力のMoto Morini 250 2C。今回は、長く眠っていた車両を譲り受け、少しずつ自分好みに仕上げながら楽しんでいる一台をご紹介します。



Moto Morini 250 2C(1980年頃?)

 
文/みんなの単気筒 | トモ・トモダ
 

モトモリーニ 250 2Cとは?

 Moto Morini(モトモリーニ)は、1937年にイタリアで創業した老舗二輪メーカー。独創的なエンジンや車体構成を持つ、個性的なモデルを数多く生み出してきた。

 今回紹介する250 2Cは、1970年代後半に登場した239ccのVツインエンジンを搭載するモデル。コンパクトな車体と細身のダブルクレードルフレーム、そしてイタリア車らしい独特のスタイリングが魅力の一台だ。

 日本では決してメジャーなモデルとはいえず、現在では街中で見かける機会も少ない。そんな希少なイタリアンバイクを手に入れたオーナーに、その魅力や付き合い方を聞いてみた。



当時、イタリアで流通していたMoto Morini 250 2Cのカタログ

 
 
 

知人がオークションで落札した車両を購入

 オーナーが250 2Cを手に入れたきっかけは、知人がオークションで落札したことだった。

 「知人がオークションで落札したものの、乗らずに放置されていた車両を購入しました。もともとイタリアンバイクを探していたので、良いご縁でした」

 年式は不明だが、おそらく1980年頃の車両とのこと。長く眠っていた一台を手に入れ、少しずつ状態を確認しながら乗り始めた。

Instagram「kohi_ando」
https://www.instagram.com/kohi_ando



オーナーのandoさんと愛車のモトモリーニ



セパレートハンドルのカフェレーサースタイルがスタイリッシュ



コンパクトな車体から左右に伸びる、存在感のある2本出しマフラー



大ぶりなパーツが、クラシカルな雰囲気をより一層引き立てる

 
 

小さなデロルトキャブに変更

 現在のカスタムポイントとして、まず挙げられるのがキャブレター。

 純正ではデロルトの角キャブが採用されているが、オーナーは「ちょっと大きい」という理由から、より小さなデロルトキャブへと変更している。

 ただし、キャブを交換したことで、新たな課題も生まれた。

 「キャブレターを変更したので、燃料調整の沼に入っています。今でもよく走りますが、まだまだポテンシャルは引き出せていない状態です」

 セッティングを詰めながら、バイクの本来の性能を探っている最中だ。



キャブレターは純正のイタリア・デロルト製角キャブから、同社の小ぶりなタイプに変更



左右非対称なエキゾーストパイプの取り回しがユニーク

ホンダの刻印が入ったスポークホイール

 もうひとつ目を引くのが、現在装着されているスポークホイールだ。

 これは前オーナーが変更したものと思われ、ドラムブレーキには「HONDA」の刻印が入っている。CB系のパーツが使われていると思われるが、詳しいことはまだ分かっていない。

 もともとの250 2Cはキャストホイールにディスクブレーキという仕様。そのため、現在のスポークホイール+ドラムブレーキという組み合わせが、よりクラシックな雰囲気を醸し出している。

 「ドラムになっているところがクラシック感を醸し出していますね」

 今後どのような方向にカスタムしていくのかは、まだ検討中。これから少しずつ自分好みの一台へと変化していくことになりそうだ。



純正はキャストホイール+ディスクブレーキだが、前オーナー時代からスポークホイール+ドラムブレーキに変更されている



スポークホイールとドラムブレーキのチョイスにより、クラシック感が増している

タンクのマークと細いフレームがお気に入り

 オーナーが特に気に入っているのが、タンクに描かれたモトモリーニのマーク。

 「純正なのか手書きなのか判断できないタンクに描かれたメーカーのマークが可愛い」

 純正なのか、誰かが手を加えたものなのか。その正体が分からないところも含めて、この車両ならではのチャームポイントになっている。

 そして、もうひとつのお気に入りがフレームだ。

 「他はなんといってもダブルクレードルの細いフレームが美しい」

 エンジンを包み込むように伸びる細身のフレームは、現代のバイクにはない繊細な美しさを持っている。



オーナーのお気に入りポイントは、タンクに描かれたモトモリーニのマーク(渋くて可愛い!)



エンジンを包み込むように伸びる、ダブルクレードルのフレームもこの車両の特徴

マニュアルも部品も情報もない!

 希少なイタリアンバイクだけに、所有するうえで苦労も多い。

 「一番の苦労は、マニュアル、部品、情報がほぼ無いところです」

 修理やメンテナンスをする際には、AIやYouTubeを頼りに情報を集めているという。

 最近の大きなトピックは、なんとタイミングベルトが切れたこと。

 サービスマニュアルも見つからず、

 「AIに聞きまくり、何とか本国のマニュアル画像が出てきて何とかなりました……」

 と、手探りながらもトラブルを乗り越えた。

 情報が少ない旧車では、故障そのものよりも「どう直せばいいのか分からない」ことが大きな壁になる。そんな中で、海外の情報まで探しながら一台を維持している。



情報がないなら、自分で探す。そんな試行錯誤も希少車を維持する楽しみのひとつ。



ユニークが故に苦労も多いが、その分喜びも大きい!

「とにかく可愛い」

 乗り出してまだ間もないということもあり、愛車との思い出はこれから。

 それでも、オーナーにとって250 2Cはすでに特別な存在になっている。

 「乗り出して間もないですが、とにかく可愛い」

 そして、もうひとつ気になっているのが、同じモトモリーニ乗りとのつながりだ。

 「モトモリーニ乗ってる人にも会いたいですね。情報が欲しい」

 希少なバイクだからこそ、同じ車両を所有する仲間から得られる情報は貴重だ。

 マニュアルも部品も情報も少ない。それでも、AIやYouTube、そして仲間からの情報を頼りに、少しずつこの250 2Cとの距離を縮めていく。

 まだまだ分からないことも多い一台だからこそ、これからどんな姿に仕上がっていくのか。その変化も楽しみなMoto Morini 250 2Cだ。

Instagram「みんなの単気筒」
https://www.instagram.com/minnano_tankito



まだ見ぬ魅力を探しながら、250 2Cとの時間は続いていく

 

詳細はこちらのリンクよりご覧ください。
https://news.webike.net/motorcycle/586767/

マニュアルも部品も情報もない!それでも乗りたいMoto Morini 250 2C【画像ギャラリー】
https://news.webike.net/gallery3/586767/586780/

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