社用車の運転前後に欠かせないアルコールチェック。だが、忙しい現場では確認のし忘れや記録漏れが課題になることもある。そんな悩みに応えるのが、パイ・アールのクラウド型アルコールチェックシステム「アルキラーNEX」に追加される新オプション「M/Tag(エムタグ)」だ。乗車を自動検知してチェック忘れを通知する仕組みと、運転管理を効率化する機能に注目したい。
文:ベストカーWeb編集部/画像:PRTimes
アルコールチェック忘れを防ぐ! 新機能「M/Tag」とは?
社用車を使う企業にとって、アルコールチェックは安全運転管理の重要な業務だ。しかし、ドライバーが確認を忘れたり、記録の入力が漏れたりすれば、管理者の負担も増えてしまう。
そこで注目したいのが、株式会社パイ・アールが提供するクラウド型アルコールチェックシステム「アルキラーNEX」の新オプション「M/Tag(エムタグ)」である。2026年11月16日から提供開始予定で、車内に専用デバイスを設置することで、乗車・降車をアプリが自動検知する。
運転前のアルコールチェックが済んでいない場合、ドライバーにその場で通知するのが大きな特徴だ。決まった時刻に一律で通知する方法とは異なり、実際の乗車をきっかけにチェック忘れを知らせる仕組みとなっている。
ドアに貼るだけで運転記録も自動化! 導入前に知りたいポイント
M/Tagは、スマートフォンとBluetoothで連携する小型デバイスだ。車内に貼り付けて設置する方式で、取り付け工事は不要。アルキラーNEXの利用企業が対象で、既存ユーザーだけでなく新規申し込みにも対応する。
便利なのは、アルコールチェック忘れの防止だけではない。乗車・降車をもとに運転の開始・終了を自動記録し、運転日報の作成を効率化できる。ドライバーが手入力する作業を減らせるため、日々の報告業務にかかる負担を軽くすることが期待できる。
さらに、スマートフォンの操作状況をもとに、運転中の「ながらスマホ」を検知して運転レポートで可視化。急加減速や急ハンドルなどの危険挙動も検知し、運転スコアやレポートとして確認できる。ドライバー本人へのフィードバックは、安全運転教育に役立てられる仕組みだ。
ただし、利用できる機能にはプランによる違いがある。アルコールチェック忘れの防止機能はライトプランとスタンダードプランが対象だが、運転日報や運転レポートの利用にはスタンダードプランが必要となる。導入時には、自社が必要とする機能と契約プランを確認しておきたい。
また、チェック忘れをSMSで知らせる追加オプションも、2026年12月から提供開始予定としている。
そもそも、安全運転管理者を選任する事業所では、2022年4月から運転前後の酒気帯び確認と記録の1年間保存が義務化され、2023年12月からはアルコール検知器を用いた確認も義務化された。こうした制度への対応では、チェックを実施するだけでなく、記録を適切に残し、漏れを防ぐ運用体制が欠かせない。
M/Tagの価値は、ドライバーの注意力だけに頼らず、乗車という行動をきっかけに確認を促せる点にある。複数の車両やドライバーを管理する企業にとって、日々の確認作業を仕組みで支える選択肢となりそうだ。
一方で、デバイスを設置すればアルコールチェックが自動で完了するわけではない。通知を受けた後の確認や、社内ルールに沿った記録・管理は引き続き重要である。システムを導入するだけで安心せず、現場の運用と組み合わせることが安全管理の基本となる。


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