先日は「100万円で買えるオススメ中古車」という記事を紹介したが、今度はなんと50万円で買える中古車たちの特集だ。
…とはいえ、流石に50万円以下となると心配になってくる部分も多い。中古車を選ぶ際のポイント、更にはこのコロナ禍における中古車事情も合わせてお届けする!
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※本稿は2020年5月のものです。中古相場は二桁万円中古車の相場(5月中旬取材時)、新車時価格は中古車が二桁万円で流通しているグレードの価格を表記しています。流通量は、★:10台以下、★★:30台以下、★★★:50台以下、★★★★:100台以下、★★★★★:101台以上
文:萩原文博/取材協力:(有)コンプリートスピード
初出:『ベストカー』 2020年6月26日号
■49万円以下で変える中古車のチェックポイント
予算49万円で買える中古車と聞くと、軽自動車が多いのではないの? と思う人が多いかもしれない。しかし、軽自動車の中古車は割高となるケースが多い。それは人気が高いからだ。
では軽自動車は新車で購入して、手放すと査定価格が高くなると錯覚しがちだが、そんなことはなく、販売店が儲けを出しやすいのが軽自動車の中古車なのだ。
こういった低価格帯の中古車を購入する時に何に気をつければいいのだろう? はっきり言って外観の傷などを気にするのはまったく無駄。傷や多少の凹みはクルマの走行性能に関係ない。気にすべきはエンジンなどの駆動系だ。しかしシロウトはどこを見ていいのかわからないだろう。
そういった時に確認したいのが、整備記録簿だ。人間でいえばカルテのようなもので、このクルマがココまでどんなメンテナンスをされていたのかが記録されているものだ。大体グローブボックスに入れっぱなしとなっているので、販売店のスタッフに「整備記録簿を見せてください」と言ってみよう。
もし「ない」と言ったらその販売店で購入するのは辞めたほうがいい。販売する側にとって記録簿はクルマの履歴を証明する貴重なものなのにないというのは知られたくないことがあると考えたほうがベターだからだ。
さすがに、この価格帯となると、現行型は手が届かず、販売開始から10年以上経過したモデルが中心となる。
■中古価格49万円以下おススメの国産車は?
そんななかからピックアップした5車種でまず紹介するのは2007年に登場した日産エクストレイルだ。最近は無骨なデザインのトヨタRAV4が人気だが、旧型エクストレイルはまさに直線基調の武骨なデザインが特徴。オールモード4×4という4WDシステムの信頼性も高い。
●日産エクストレイル(49万円以下中古車該当年式:2007年~2012年)
49万円以下の流通量:★★★★★
続いてはハイブリッドスポーツカーのホンダCR-Z。燃費性能に優れたハイブリッドシステムを搭載しているし、ボディサイズもコンパクトで取り回ししやすい。ひとりで乗ることが多いという人には打ってつけのクルマだ。
●ホンダCR-Z(49万円以下中古車該当年式:2010年~2013年)
49万円以下の流通量:★★★★★
続いてはスポーツカーのマツダ ロードスターだ。「NC型」と呼ばれる2005年に登場したモデルがターゲットとなる。49万円以下でも62台と豊富に流通しているし、ソフトトップ車だけでなく、「RHT」と呼ばれる電動開閉式のメタルトップ車も二桁万円中古車で数多く流通している。「オープンカーデビュー」を考えている人にお薦めだ。
●マツダロードスター(49万円以下中古車該当年式:2005年~2009年)
49万円以下の流通量:★★★★
人気のSUVではスバルフォレスターをピックアップ。さすがに2007年に登場した先々代モデルなので、先進運転支援システムのアイサイトは装着されていない。しかし、水平対向エンジン+シンメトリカル4WDが生み出す高い悪路走破性は魅力だ。
●スバル フォレスター(49万円以下中古車該当年式:2007年~2012年)
49万円以下の流通量:★★★★☆
そして、最後はホットハッチの先代型スイフトスポーツ。若者でも手軽に手に入るスポーツモデルとして注目度は高い。
●スズキスイフトスポーツ(49万円以下中古車該当年式:2011年~2015年)
49万円以下の流通量:★★☆☆☆
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