平成から令和へと時代が変わっても芸能人やスポーツ選手といった著名人の愛車としてよく登場するのが、メルセデスベンツGクラスだ。
高いステータスを誇る元祖プレミアムSUVで、直線基調の武骨なデザインながら、大径ホイールを装着するなどのカスタマイズによりオシャレなSUVとして抜群の人気を誇るモデル。ボートを引くためのピッチメンバーが最も似合うSUVと言える。
ここでは、Gクラスのもつ高いステータスを1度は味わいたいということで、最新の中古車事情に迫る。
文:萩原文博/写真:MERCEDES-BENZ
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古いモデルはボディバリエーションが豊富
メルセデスベンツGクラスは元々軍用車だったゲレンデバーゲンを市販車としてアレンジして1979年に登場した。
日本市場には1983年から導入されているが、本格的導入となったのは1990年にW463型と呼ばれる2代目モデルに進化してからだ。
このW463型Gクラスは2018年にフルモデルチェンジに匹敵するビッグマイナーチェンジを行っており、すでに登場から30年が経過したロングセラーモデルとなっている。
現在は5ドアのロングボディだけだが、かつては3ドアのショートモデルやカブリオレも用意されていた。
多種多彩なエンジンと魅力的な特別仕様車を設定
ロングセラーモデルだけにエンジンラインアップも多彩。デビュー当初は3L、直6エンジンのみだったが、主力エンジンとなる5L、V8エンジンを追加。
3L、直6エンジンはその後3.2Lへと排気量アップ。組み合わされるミッションが4速ATから5速ATへ変更され進化する。
そして、2004年の一部改良ではG55AMGに搭載されている5.5L、V8エンジンはスーパーチャージャー付きに変更。
さらに、2012年のマイナーチェンジではオーディオやナビを操作するコマンドシステムを採用するなどインテリアを大幅に改良。
搭載するエンジンは5.5L、V8ツインターボ、そしてG65には6L、V12ツインターボエンジンとなった。
加えて2013年9月には3L、 V6ディーゼルターボエンジンを搭載したG350dを追加し、2015年12月の一部改良では、G550に搭載されているエンジンが、4L、V8ツインターボへと変更されている。
いっぽう、2014年4月にはG63AMG 6×6、2016年4月にはG500 4×4スクエアードという特別仕様車を設定した。
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