三菱自動車の今年中の新車というと、東京モーターショーに市販モデルが出展され、年内に発売となる「エクリプスクロス」がある。
三菱久々の新車ということで期待が高まるが、しかしそれとは別に、往年の三菱ファンにとっては気になる車種がある。現行型デビューから10年を経たデリカD:5の後継車だ。
先月には「東京モーターショーのコンセプトカーとして、デリカD:5の次期コンセプトモデルが出品されるかもしれない」という情報もあった。
はたしてこの情報に信憑性はあるのか? 現時点で本誌スクープ班のもとに入っている情報と、本企画のために三菱関係者へ取材した事実を合わせて、整理してご紹介したい。
文:ベストカー編集部
ベストカー2017年9月26日号
■開発は好調! ただしショーへの出品は……?
日産×ルノーアライアンスの傘下に入り、カルロス・ゴーン氏が会長として就任した三菱自動車。
ゴーン体制下、日産がV字回復を果たしたように、三菱も信頼回復、そして新たな車種ラインアップ構築などで『新生三菱』をアピールしていくことになる。
また首脳陣からは「ランエボ復活」を示唆する発言があり、当サイトとしても当然期待はしている。
そのいっぽうで根強いファンを多数抱える「デリカD:5の次期型である、デリカD:6の登場」にも期待が高まるところ。
なにしろデリカD:5は現行型がデビューしてから10年半が経過(2007年1月発売)。そろそろ次期モデルのコンセプトモデルに登場の期待が高まってもいる。
デリカD:5の次期コンセプトモデルは出るのか? 出ないのか?
そんな状況のなか、つい先日(9月20日)、三菱自動車は東京モーターショーの出品車として「MITSUBISHI e-EVOLUTION CONCEPT」を世界初披露すると公表した(関連記事)。
その説明会場で三菱関係者に取材したところ、「今回のモーターショーで、三菱ブースはワールドプレミア(世界初公開)が一台、ジャパンプレミア(日本初公開)が一台、という概要です。
この【エボ】がワールドプレミアで、ジャパンプレミアはエクリプスクロスですから、つまり……」
ぐむむ……情報を整理すると、やはり「デリカD:6」の今回の東京モーターショー出品はなさそうだ。
ではデリカD:5次期型の開発状況はどうか? こちらは「もちろん順調だと聞いております」と関係者は明かす。
現時点でスクープ班のもとに寄せられた次期型デリカD:5の情報は以下のとおり。
コメント
コメントの使い方