■ラインアップの中心はPHEV、デザインはキープコンセプト
今後デリカは日産エルグランドとプラットフォームを共用して開発が進められていくことになるのだが、パワートレーンは三菱が得意とするPHEVが採用される。
基本的なメカニズムはアウトランダーPHEVと同じく、前後2つのモーターを駆動用に使用する4WD。エンジンは2LのNAで、一般道走行程度の速度域では発電に専念。
いっぽうモーターの効率が劣る高速域ではクラッチの断続により物理的にドライブトレーンにつながり、エンジンの最も効率のいい領域で走行する。
この制御技術に関しては、三菱の持っているノウハウは非常に大きく、日産としても高く評価している部分。
また日産はリーフで培ったバッテリーマネージメントのノウハウを持っており、双方の得意分野を活かすことで現在のアウトランダーPHEVよりも高い動力性能、EV走行能力、ドライバビリティなどを実現することになる。
現行型のデリカD:5は2007年1月の発売からすでに10年が経過しているにもかかわらず、コンスタントに月販1000台レベルをキープしている人気車だ。
次期型のエクステリアは現在のデリカD:5のイメージを色濃く継承したタフなクロカンミニバンをより強調したものとなるであろう。
東京モーターショーのサプライズ出品に一縷の望みを託しつつ(あるいは2018年1月の東京オートサロンに出品されることを期待しつつ)、開発の進捗を見守りたい。
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