トヨタの最上級ミニバン、アルファード/ヴェルファイアが2017年12月25日にマイナーチェンジを実施する。すでに各販売店には通達されており、一部のディーラーでは見積もりを出して予約を受けているところもある。
以下、現時点で入ってきた情報をまとめてお届けしたい。
なお先月までは「アルファード/ヴェルファイアもこのマイチェンを契機にV6エンジン仕様を廃止して2.5L直噴ターボ搭載仕様を用意」という情報をお伝えしておりましたが、間違いでした。慎んで訂正いたします。
文:遠藤徹
■デザイン変更、新型エンジン、安全装備強化
現行型(3代目)のアルファード/ヴェルファイアは2015年1月にデビューしている。先代型は約6年半にわたって作り続けているため、デビュー後約3年となるこのタイミングでのマイナーチェンジは、スケジュールどおりといったところだろう。
主な変更メニューは
◎内外装のデザイン変更
◎3.5L、V6に新開発エンジンを搭載
◎安全対策強化
外観はフロントグリル、ランプ回り、バンパーのデザインを変更し、さらに見栄えをよく、派手になる。フォグランプはLEDに。リヤはコンビランプとバンパー形状変更。内装はダッシュボード、シート材質変更でクオリティアップ。
3.5Lは従来の間接噴射から直噴方式に変更し、最高出力を20馬力アップしながら燃費を改良。トランスミッションは6速ATから8速ATにランクアップする。
グレードはハイブリッドエグゼクティブにエアロバージョンを設定。
進化型の安心パッケージ「トヨタセーフティセンスP」を全グレードに標準装備する。自動ブレーキを40km/hから50km/hで止まるように速度を引き上げ、人だけでなく、自転車も検知し危険を知らせる。そして高速レーンでの追随機能(自動運転アシスト)を追加。T-コネクトナビに安心のセキュリティサービスにつながる「DCM」パッケージを標準装備し、スマホやケータイを接続しなくても利用できるようになる。
こうした進化型の「トヨタセーフティセンスP」は今回マイナーチェンジするアルファード&ヴェルファイアが初めてとなる。
装備の充実やクオリティアップ、使い勝手の向上などによるコストアップによって、車両本体価格は10万~20万円、平均15万円アップする。
今年11月中旬から下旬にかけて価格を決め、全国へ通達。正式に事前予約を開始する見込みである。
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